Dellows News

人事評価に不満を感じた経験は7割超 Job総研が2026年の実態調査結果を公表

パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』は、476人の社会人男女を対象に実施した「2026年 人事評価の実態調査」の結果を公表しました。

調査によると、勤務先に人事評価制度がある人のうち7割超が評価に不満を感じた経験を持ち、AIを用いた評価に対しては約7割が賛成していることが明らかになりました。一方で、理想の評価者としては「直属の上司」や「上司とAI」を挙げる声が多く集まっています。

人事評価への不満と会社への伝達状況

勤務先に人事評価制度が「ある」と回答した387人のうち、人事評価に不満を感じたことが「ある派」は73.0%(内訳:「よくある」18.3%、「ある」25.8%、「どちらかといえばある」28.9%)にのぼりました。制度と実際の報酬が見合っているかについては、「見合っていない派」が45.5%(「全く見合っていない」7.5%、「見合っていない」10.6%、「どちらかといえば見合っていない」27.4%)となっています。

不満を感じたことがある283人にその内容を聞いたところ、「評価の基準」が59.7%で最も多く、次いで「評価する人やその主観」が49.8%、「評価結果の説明や過程」が31.8%でした。具体的な理由では「評価基準が不透明」が46.6%、「上司の主観で決まる」が38.9%、「上司が自分を見ていない」と「努力や成果と報酬が見合わない」がそれぞれ34.6%となっています。

また、不満を会社側に「伝えていない派」は69.2%を占め、その理由として「伝えても変わらないと思うから」(42.4%)が最多でした。「伝えて改善された」と回答した人は4.6%にとどまっています。

昇給・昇格への選択と転職の検討

不満を感じた経験がある283人のうち、不満が「解消されていない」人は47.7%でした。解消されたきっかけとしては「転職によって」が16.3%となり、「上司や会社が対応してくれた」(9.9%)を上回る結果となりました。

回答者全体(476人)に昇給・昇格への向き合い方を聞いたところ、現職で「待つ派」が52.9%、転職でめざす「転職派」が47.1%と二分しました。待つ理由(252人)は「転職がうまく行くか不安」(50.4%)が最多で、転職を選ぶ理由(224人)は「待っても評価は変わらないと思う」(58.0%)が最も多くなっています。

人事評価制度がある387人のうち、人事評価がきっかけで転職を考えたことが「ある」と答えた人は50.9%でした。そのうち実際に「転職した」人は44.2%、「検討中」は31.5%、「転職していない」は24.4%となっています。

AIを活用した人事評価への賛否と理想の評価者

人事評価にAIを使うことについては、「賛成派」が68.5%(内訳:「とても賛成」10.5%、「賛成」17.2%、「どちらかといえば賛成」40.8%)となりました。賛成の理由(326人)は「上司の主観が排除される」(55.5%)、「評価基準が明確になる」(51.2%)、「社内政治に左右されない」(42.3%)が上位に挙がっています。

回答者全体(476人)における理想の評価相手は「直属の上司」が38.2%で最も多く、次いで「上司とAI」が37.4%、「複数の上司や管理職」が26.9%でした。「AI」単独と回答した人は17.0%にとどまりました。

調査概要

  • 調査対象者:現在就業中のJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者
  • 調査条件:全国/男女/20~50代
  • 調査期間:2026年9月2日~9月8日
  • 有効回答数:476人
  • 調査方法:インターネット調査

本記事はJob総研(パーソルキャリア株式会社)の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間