ナリス化粧品、日本初となる4種の有効成分を配合した美容液処方の安定化に成功
大阪市福島区に本社を置く株式会社ナリス化粧品(代表取締役社長:村岡弘義)は、医薬部外品の有効成分であるナイアシンアミドRF混合体、トラネキサム酸、D-パントテニルアルコール、イソプロピルメチルフェノールの4種を配合した美容液処方の安定化に成功したと発表しました。発売されているシワ改善の医薬部外品において、これら4つの有効成分を配合し「シワ改善」に加え「美白」「肌あれを防ぐ」を標榜した美容液としては日本で初めてとなります(2026年7月TPCマーケティングリサーチ株式会社調べ、ナイアシンアミドRF混合体は有効成分ナイアシンアミドと添加物ラフィノース水和物の混合物)。この技術を搭載した美容液は11月に発売される予定です。
多様化する市場環境と研究の背景
近年の美容業界では、一般における美容医療の認知度や利用度の広がりを背景に、効果的な成分が配合された製品が重視されており、医薬部外品成分の複合的な活用が進んでいます。また、製品が海外市場で流通することが一般的となったことで、消費国までの輸送や保管の環境の多様化に対応できる保存安定性を考慮した開発が不可欠となっています。
4種の有効成分と難溶性成分の両立
同社は高い効果実感を目指し、シワ改善と美白、肌荒れ改善、ニキビを防ぐ有効成分として、独自のナイアシンアミドRF混合体に加え、トラネキサム酸、D-パントテニルアルコール、イソプロピルメチルフェノールの4種を配合しました。さらに、ヒトの肌の角質層に存在する細胞間脂質のセラミドをナノレベルでカプセル化したナノセラミドミックスも配合しています。
研究当初は、4種の有効成分とナノセラミドミックスを通常の界面活性剤で混ぜ合わせるとナノセラミドミックスが崩壊・分離する課題がありました。保存安定性を優先して界面活性剤を高配合するとべたつき感が増し、使用感を優先すると分離や変質につながるため両立が難航していました。そこで特殊なシリコーン誘導体をナノセラミックスと組み合わせることでナノセラミドミックスを保護し、みずみずしくべたつかないテクスチャーと、過酷な環境下での安定性を両立する美容液処方を実現しました。
独自乳化技術「iPFテクノロジー」と今後の展開
ナノセラミドミックスの配合には、同社が確立している高圧乳化処理を行う独自の製造・処方化技術「iPF(アイピーエフ)テクノロジー」が使用されています。「iPF」はi=intermix、P=Pressure、F=Fonceから作成された造語で、保湿成分を持つ油溶性成分を含む複合体を衝突させてナノ粒子化し、サラサラの液状にした「iPFリキッド」を用いることで、保湿力を維持したまま油溶性成分を化粧料へ配合できる技術です。

同社は今回成功した美容液処方に続き、今後は美容液以外の製剤における安定化についても研究を進めていくとしています。
本記事は株式会社ナリス化粧品の発表をもとに作成されています。
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