マイナビが27年卒就職戦線を総括 AI利用は8割超 初任給引き上げは約9割に
株式会社マイナビ(東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、2027 年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「2026年度(27年卒版)新卒採用・就職戦線総括」の結果を発表しました。調査によると、就職活動における学生のAI利用が8割を超え、企業の初任給引き上げは約9割に達しています。また、少数の企業に絞って活動するピンポイント就活が継続する中、内々定取得後も複数社を比較検討する動きがみられました。
27年卒の学生は、低学年からのキャリア形成活動を経て少数の企業を深く知ったうえで動き出す「ピンポイント就活」の傾向が続きました。内々定保有社数は平均1.67社で、1社の内々定で活動を終了した学生は62.8%となっています。
一方で、複数の内々定を保有した学生の52.6%は、入社予定先の内々定が他社より後に出たと回答しました。内々定取得後も複数社を比較・検討しながら進路を決定しており、自身が納得感を持てる企業を見極めようとする「納得内定」の形成につながる傾向がうかがえます。
学生のAI利用率は84.9%に増加
就職活動でAIを使ったことがある学生は84.9%となり、前年比18.3pt増と大きく増えました。利用用途の広がりがみられ、具体的な利用方法は以下の通りです。


- ESの推敲:71.8%(前年比3.0pt増)
- 面接対策:56.2%(前年比19.6pt増)
- ESの作成:55.0%(前年比14.2pt増)
- 自己分析:54.2%(前年比16.0pt増)

企業側においても、学生が生成AIを利用している「実感がある」と回答した割合が61.4%となり、前年比30.8ptと大幅に増加しています。


初任給の引き上げ企業は89.1%に達する
27年卒の採用に向けて初任給を引き上げた企業は89.1%に達し、前年(88.8%)からやや増加しました。上場企業では85.4%、非上場企業では89.4%となり、上場区分を問わず引き上げが進んでいます。


初任給以外の待遇面で学生にアピールしている項目は以下の通りです。
- 諸手当:49.8%(非上場企業では51.1%で最多)
- 住宅手当や借り上げ社宅:46.1%(上場企業では73.8%で最多)
- 休暇制度:44.6%
マイナビキャリアリサーチラボ 主任研究員の宮地太郎氏は、学生が企業理解を深め、納得感を持って意思決定できる機会を企業がどのように提供していくかが重要になるとコメントしています。
調査の概要
- 調査名称:マイナビ2026年度(27年卒版)新卒採用・就職戦線総括
- 詳細URL:https://career-research.mynavi.jp/reserch/20261002_115682/
本記事は株式会社マイナビの発表をもとに作成されています。
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