神奈川発ベンチャーが県とコラボ商品を販売
神奈川県は、ベンチャー企業の成長を加速させるため、「SHINみなとみらい」を運営し、様々な支援を行っている。このたび、同施設で支援を受ける株式会社Agnaviが、県の形の魅力を活かしたロゴ「Kanagawa-Ken」を用いた日本酒一合缶を販売することが発表された。
販売される商品は、県内の黄金井酒造と熊澤酒造の純米吟醸酒を使用した一合缶で、価格は1本555円(税別)。令和6年12月上旬からAgnaviのECサイトで販売が開始される。
この取り組みは、神奈川県の地酒を少量から味わえる機会を提供することで、多様な世代に日本酒を気軽に楽しんでもらい、県の魅力発信と地域産業の活性化を目指すものだ。今後は県内店舗での販売も検討されている。
また、県では知事の海外出張時の贈答品としての活用や、様々な県事業での利用も検討しているという。
株式会社Agnaviは、2020年2月に設立されたベンチャー企業で、一合180mlサイズの缶入り日本酒「ICHI-GO-CAN(R)」の製造・販売を行っている。「手軽に日本酒の素晴らしさを伝えたい」という想いから開発された商品だ。
「SHINみなとみらい」は、県が令和元年11月に開設したベンチャー企業の成長促進拠点で、ベンチャー企業と大企業等によるオープンイノベーションの促進や、資金調達、事業拡大等に向けた支援を実施している。
この「Kanagawa-Ken」を用いた日本酒一合缶の販売は、ベンチャー企業と行政の連携により、地域の魅力を発信する新たな取り組みとして注目される。