エッグフォワード、中小企業の人材育成を支援する審議会を発足
エッグフォワード株式会社は、2024年5月30日に「日本の中小企業における人的資本投資に関する審議会【HR@JAPAN】」の設立総会を開催すると発表した。同社は経営組織コンサルティングやVCなどの事業を手がけており、今回の審議会設立は中小企業の従業員育成への意識改革を推進するためだという。
少子化による労働人口減少で、中小企業は厳しい人材獲得競争に直面している。競争力維持と成長のためには、従業員のスキルアップが最重要課題の一つだ。こうした背景から、同社は「中小企業の持続的発展」「従業員の働きがいの向上」「地域経済への貢献」の3つをミッションとする審議会を立ち上げた。
設立総会では、元女子レスリング日本代表の吉田沙保里氏による記念講演や、日本中小企業経営審議会相談役の平山秀善氏、愛知県飲食業経営審議会理事長の桜井博教氏による特別講演が行われる。先進事例や実践的アプローチの共有を通じ、中小企業間でより効果的な人材育成戦略を展開するための情報提供の場となる予定だ。
審議会では、中小企業の人材育成に関する課題やニーズの収集、企業の課題やフェーズに合った研修プログラムの開発、助成金申請の簡略化、地域間の情報共有などに取り組む。また、外国人労働者向け研修プログラムや介護業界向け研修プログラムなど、地域の労働市場の構造的変化に対応するための新たな人材育成スキームの構築も目指す。
エッグフォワード株式会社は2012年8月設立。「いまだない価値を創り出し、人が本来持つ可能性を実現し合う世界を創る」をミッションに掲げ、大手企業からスタートアップまで幅広く経営・組織変革のコンサルティングやイノベーション支援に取り組んでいる。