町田市、ICT機器を活用した高齢者見守り事業を開始

東京都町田市は、一人暮らしの高齢者が住み慣れた地域で安心して生活できるよう、通信機能を有したLED電球「ハローライト」を活用した見守り事業を2024年4月26日から開始した。

対象者は、町田市内在住の75歳以上の一人暮らしで、住民税が非課税かつ高齢者救急通報システムを利用していない人。自宅のトイレや廊下などの電球をハローライトに交換するだけで簡単に利用できる。

ハローライトは、24時間点灯または消灯の動きがない場合、事前に登録した最大4名の家族等にメールでお知らせ。メールを受けた家族等がすぐに高齢者宅を訪問できない時には、委託事業者であるヤマト運輸株式会社のスタッフが代理訪問する。

町田市が12か月間の利用料金を負担し、13か月目以降は利用者とヤマト運輸株式会社との直接契約に切り替えることで、月額1,078円(2024年4月1日時点)の自己負担で継続利用が可能。電気代は自己負担となる。

申し込みは、「町田市ICT機器を活用した高齢者見守り事業 利用申請サイト」からの電子申請、または町田市高齢者支援課・各高齢者支援センターで配布している申請書に必要事項を記入し、高齢者支援課の窓口へ提出もしくは郵送で行える。申請書は町田市ホームページからもダウンロード可能だ。

なお、ハローライトの規格は、全長115mm、外径60mm、口金E26、明るさ40W相当となっている。

町田市は人口約43万人で、東京都の南部に位置し、都心から電車で30分程度の場所にある。町田駅周辺には大型商業施設が立ち並び、古くから栄えてきた商店街も健在。駅から少し離れると、里山の風景、緑いっぱいの公園、地場野菜を作る農地など、自然も多く、街の便利さと自然のどちらも味わえるまちとなっている。