SB C&Sが米Zenityと契約 AIエージェント向けセキュリティ基盤の取り扱い開始へ
SB C&S株式会社は、米国のZenity, Inc.とディストリビューター契約を締結した。これに伴い、Zenity, Inc.が提供するAIエージェント向けセキュリティプラットフォームの日本国内における取り扱いを開始する。
提供の背景とAIエージェント導入に伴う課題
生成AIの活用が広がる中、企業ではAIエージェントを業務プロセスに組み込み、データへのアクセスや各種ツールとの連携、タスクの自動実行などに活用する動きが進んでいる。
一方で、AIエージェントはユーザーに代わってシステムやデータへ自律的にアクセスして処理を実行するため、従来のセキュリティツールでは処理の内容や理由、アクセス先データ、実行アクションを十分に可視化できない場合があるという課題が存在している。
今回取り扱いが開始されるZenity, Inc.のセキュリティプラットフォームは、SaaSや独自開発環境、エンドポイントに存在するAIエージェントを可視化し、設定や権限、実行時の挙動を継続的に把握するソリューションである。AIエージェントのプロンプト、ツール、ID、権限、データアクセスなどの実行状況をエンドツーエンドで可視化し、リスクのある設定や過剰な権限、攻撃経路を特定する。
また、MCP(Model Context Protocol)連携やサプライチェーンの依存関係の確認によるリスク把握のほか、組織のセキュリティポリシーに基づきAIエージェントがアクセスできるリソースを制限し、最小限の権限のみを付与する制御を行う。さらに、プロンプトインジェクションやツールの不正利用といったAIエージェント特有の脅威を検知・監視し、インシデント発生時には実行過程を再構築して原因特定や影響範囲の把握を支援する。
国内展開と今後の支援体制
SB C&S株式会社は、全国約1万5,000社の販売ネットワークとセキュリティ分野の知見を生かし、日本企業におけるAIエージェントの安全な導入やガバナンス、セキュリティ対策の整備を支援するとしている。
Zenity, Inc.でVP Business Developmentを務めるHarrison Johnson氏は、企業がAIエージェントの実験段階から重要業務への導入へ移行する中で日本を重要な市場と位置付け、SB C&S株式会社の規模や専門知識、顧客基盤を通じて日本企業への支援を進める考えを示している。
Zenity, Inc.の概要
Zenity, Inc.(CEO:Ben Kliger)は米国ニューヨーク州に本社を置き、自律型AI向けのAI Security Platformを提供している。GartnerからAI Agent Governance分野の「Company to Beat」に選出されており、エージェントの意図やアクション、アクセスを把握することで安全な拡張を支援している。
- 製品詳細URL: https://zenity.io/
- 製品に関する問い合わせ先: sbcasgrp-security-marketing@g.softbank.co.jp
本記事はSB C&S株式会社の発表をもとに作成。
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