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Ashiraseが屋内空間データ基盤IndoorFlowアプリを公開 日本橋で本格実装

株式会社Ashiraseは、屋内空間データ基盤「IndoorFlow」のiPhoneアプリを2026年10月1日に公開し、一般利用を開始しました。独自のVPS(Visual Positioning System)技術により、スマートフォンのカメラで周囲を読み取って現在地を把握することで、GPSの届かない屋内や地下でも目的地まで案内します。三井不動産株式会社とともに取り組む日本橋エリア(東京メトロ三越前駅地下道と、地下道に直結する6施設)において、初めての本格実装となります。

生活時間の約9割を屋内で過ごしている一方(※)、従来の屋内測位は機器の設置工事や保守が必要で、広範囲への展開に課題がありました。IndoorFlowは、駅や地下街、商業施設、庁舎などの屋内空間をデータ化し、建物が変わっても一つのアプリで案内することを目指す基盤です。

アプリを起動してスマートフォンのカメラを周囲にかざすことで現在地が表示され、目的地を選ぶと画面上の矢印、音声、振動で案内が行われます。視覚に障害のある方には音声と振動で、車いすを利用する方には段差を避けるルートで案内するほか、訪日外国人向けに6か国語(日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、マレー語)に対応しています。途中で経路を外れた場合も現在地から経路が再計算されます。アプリは無料で利用できます。

日本橋エリアの駅地下道と6施設で本格実装

Ashiraseはこれまで、東京都庁(東京都)の東京都庁第1、第2庁舎(1F,2F)、東京駅STATION WORK(東日本旅客鉄道株式会社)のJR東京駅丸の内南口、地下南口、地下中央口からSTATION WORKブースまで、ニュウマン高輪のNorth2F、広島市内の広島駅北口1階 一部エリアなどで実証を重ねてきました。

今回の日本橋エリアでの本格実装では、東京メトロ三越前駅地下道に加え、直結するCOREDO室町1、COREDO室町2、COREDO室町3、COREDO室町テラス、日本橋三井タワー(B1〜2F)、YUITOの6施設をまたぐ屋内ナビゲーションが可能となりました。目的地には、トイレ(男女別・バリアフリートイレ)、飲食店、駅改札、授乳室、コインロッカーなどが設定されています。

株式会社Ashirase代表取締役CEOの千野歩氏は、建物が変わっても一つのアプリで歩けるようにする最初の一歩を三井不動産とともに踏み出せたことは、街の側から歩きやすさを整えるうえで大きな意味があるとコメントしています。

設備工事不要で導入可能 自治体の随意契約にも対応

IndoorFlowは、ビーコンやWi-Fiなどの設備設置工事を行わず、施設の空間をスキャンしてデータ化することで導入できます。導入は相談、空間のスキャン、目的地と経路の設定、公開の4段階で進められ、運用開始後の目的地の追加や経路変更はデータ更新で対応します。

また、東京都が実施するスタートアップ支援事業「ファーストカスタマー・アライアンス」の認定事例カタログに掲載されており、都内の自治体は随意契約での調達が可能です。

株式会社Ashiraseについて

株式会社Ashiraseは、東京都千代田区に本社を置き、代表取締役CEOを千野歩氏が務めるHonda発のスタートアップです。

  • 展開サービス:歩行ナビゲーションデバイス「あしらせ」、屋内空間データ基盤「IndoorFlow」
  • 株式会社Ashirase公式サイト:https://www.ashirase.com/
  • IndoorFlowプロダクトサイト:https://indoorflow.ashirase.com/

※出典:塩津弥佳ほか「生活時間調査による屋内滞在時間量と活動量」日本建築学会計画系論文集 第511号(1998年)。日本人3,572名を対象とした調査で、屋内滞在時間の割合は平日90%・休日88%。

本記事は株式会社Ashiraseの発表をもとに作成しました。

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