株式会社hokanは、保険営業の管理に特化した人事管理システム「hokan People」をリリースした。同社は、クラウド型保険代理店システム「hokan®︎」を提供しており、保険業界の更新・革新の実現を目指している。

「hokan People」は、募集人の勤務状況や資格・スキルなどの人事・労務情報管理を適切に行うことで、保険募集の質向上や業務ミス・リスクの防止、会社経営の高度化につなげることを目的としている。同社では、「hokan®︎」の導入社数が飛躍的に増加する中、顧客・契約管理だけでなく従業員管理もシステム上で行いたいという要望が多数寄せられていたことから、「hokan People」の開発に至った。

保険代理店における募集人の管理には、一般的な人事・労務管理に加えて、資格・講習管理や報酬計算など保険業界特有の管理項目が多数存在する。しかし、多くの保険代理店では、従業員管理に必要な情報が分散しており、一元管理する体制が整っていないのが現状だ。「hokan People」は、こうした課題を解決するために開発された。

「hokan People」の提供価値は、強固な組織管理、募集人の資格・講習管理による適正化、センシティブなファイルのセキュアな管理の3点である。同システムでは、社員情報の管理、組織管理、一括・個別情報共有管理を一元的に行えるため、属人化・分散管理による対応漏れや情報管理コストを低減し、強固な組織管理を行うことが可能だ。また、資格保有状況の管理、更新期日のアラートなどの機能を通じて、資格の維持・取得の促進、受講状況の一元管理が組織的に行える環境を提供する。さらに、ファイルのアクセス管理機能によって、閲覧すべき人にだけ簡単に共有することが可能となり、紛失リスクの低減、配布業務の効率化を支援する。

同社では、今後の機能拡張として、資格講習管理・報酬管理・労務管理・人材育成機能の追加を予定しており、保険営業ならではの人事・労務管理や組織管理領域のソリューションの提供を目指している。