プロメトリック、臭気判定士試験で2026年度からCBT方式の配信を開始へ
プロメトリック株式会社は、公益社団法人におい・かおり環境協会が環境大臣指定試験実施機関として実施する国家資格「臭気判定士試験」において、2026年度よりCBT(Computer Based Testing)方式による試験配信を開始すると発表した。プロメトリックテストセンターを活用することで、受験可能地域の拡大や受験者の利便性向上、安定した試験実施体制の構築を図る。
悪臭問題への対応と専門人材の需要
環境省が公表した「令和6年度悪臭防止法等施行状況調査結果」によると、全国の悪臭に係る苦情件数は11,076件に上る。苦情の対象は製造業や畜産業をはじめ、飲食店やサービス業、住宅地における近隣トラブルなど多岐にわたり、悪臭問題は全国の自治体が継続的に対応する重要な環境課題の一つとなっている。
現在、全国の75.7%にあたる1,318市区町村が悪臭防止法に基づく規制地域を有しているが、令和6年度末時点での臭気判定士免状取得者数は3,248名にとどまっている。自治体や事業者と連携し、適切な臭気管理と臭気評価を担う専門人材の確保が継続的な課題となっている。
CBT方式導入の背景とメリット
におい・かおり環境協会は、より受験しやすい環境の整備と安定した試験実施体制を確保するため、2026年度試験からプロメトリックテストセンターを活用したCBT方式を導入する。受験者は案内される受験会場の中から希望する会場を選択できるようになる。
従来の試験は東京、名古屋、大阪の3会場で筆記形式により実施されてきたが、CBT方式の導入により、居住地や勤務地の近辺で受験可能になることや交通費の大幅な低減、異常気象による交通機関の乱れに伴う欠席・遅刻の防止といった利点が期待されている。パソコン画面での解答に戸惑う受験者に向けては、CBT体験版も用意される。
プロメトリックの代表取締役であるジェームズ・ヘーゲンブッシャーは、テストセンターネットワークと試験運営の知見を活かし、受験者が安心して受験できる環境を提供するとともに、専門人材の受験機会拡大と公平な試験実施に貢献していくとしている。
2026年度 臭気判定士試験の概要
- 受験資格:18歳以上 (学歴・実務経験不問)
- 試験科目:嗅覚概論、悪臭防止行政、悪臭測定概論、分析統計概論、臭気指数等の測定実務
- 受験手数料:18,000円
- 予約受付期間:2026年10月1日(木)~11月20日(金)
- 試験日:2026年11月29日(日)
- 実施方式:CBT(Computer Based Testing)方式
- 予約ページ:https://www.prometric-jp.com/examinee/test_list/archives/104
- 試験詳細:https://orea.or.jp/hanteishi/shiken/
実施団体および企業概要
公益社団法人におい・かおり環境協会 (JAOE)
- 所在地:東京都新宿区四谷三栄町6-6 四谷MSビル4階
- 会長:小峯裕己
- 事業内容:臭気判定士試験等の実施及び臭気判定士免状の交付に関する業務、協会設立の目的を達成するための事業
- 設立:昭和44年12月
- ホームページ:https://orea.or.jp/
プロメトリック株式会社
- 本社所在地:東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F
- 代表取締役:ジェームズ・ヘーゲンブッシャー
- 事業内容:CBTを中心とした試験の企画・開発・実施運営および、AIによる試験問題作成ツールなどの試験開発支援サービスを提供
- 設立:1991年3月
- ホームページ:https://www.prometric-jp.com/
- お問い合わせ:https://www.prometric-jp.com/contact/press/
本記事はプロメトリック株式会社の発表および環境省の公表資料(令和6年度悪臭防止法等施行状況調査の結果について)をもとに作成しました。
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