石川県内灘町バスケコート改修で北陸復興支援
一般社団法人ピックアッププレイグラウンドは、能登半島地震の復興支援として、石川県内灘町総合公園のバスケットボールコートを自主財源でリニューアルする「HOKURIKU PLAYGROUND Renovation Project」を開始した。改修費用の一部をクラウドファンディングで調達する。
内灘町は石川県中央部に位置し、金沢市に隣接、能登半島へのアクセスも良好な立地にある。プロジェクトを通じてクラウドファンディングで資金を募ることで、コートへの賛同者を増やし、実際に訪れてもらうことで中期的な復興支援につなげたい考えだ。
コートのデザインは石川県らしい石畳や町家の特徴である紅殻格子をモチーフに、日本海の青と金箔のゴールド、鼓門やバスケットボールを想起させるオレンジを採用。観光資源にもなり得る特徴的なコートに生まれ変わる予定だ。
リニューアル工事はクラウドファンディングと並行して進行し、2024年6月上旬の完成を目指す。ピックアッププレイグラウンドは長谷川体育施設とパートナーシップを締結し、全国の公園に屋外バスケットボールコートを増やす「47都道府県プレイグラウンドプロジェクト」を発足。内灘町のコートはその第一号となる。
ピックアッププレイグラウンドは、公園にバスケットボールコートを増やすことで、多様な人々が集い、コミュニティが育まれる未来を目指している。2022年には東京・代々木公園のバスケコートを、利用者やバスケを愛する人々の支援を得て自主改修した実績がある。
昨年のFIBAワールドカップでの日本代表の活躍により、バスケットボールへの関心が高まっている。誰もが気軽に楽しめる環境づくりは、日本のバスケットボールの発展に寄与するだろう。内灘町のコートが起点となり、全国の公園にバスケコートが増えていくことが期待される。