Hacobuが鴻池運輸の2拠点に輸配送システムを開発提供 事例記事を公開
株式会社Hacobuは、鴻池運輸株式会社の国立流通センター営業所および北関東流通センター営業所に、受注から配車、請求・支払いまでのデータを一気通貫でつなぐ輸配送システムを開発・提供し、その事例記事を公開しました。
鴻池運輸の両拠点では飲料製品や包装資材を中心に輸送を担っていますが、従来は配車と請求・支払いを別々の仕組みで管理していたため、収支把握の遅れや照合作業の負担が課題となっていました。今回の新システム導入により、案件ごとの収入と原価が可視化され、配車業務の削減や月末締め作業の短縮が見込まれています。
情報分断による収支把握の遅れと現場の負担

鴻池運輸の国立流通センター営業所および北関東流通センター営業所が担う飲料輸配送は事業の柱の一つであり、両拠点合計で1日400台の車両が稼働しています。重要な仕組みであることからシステム化の構想は過去に何度も浮上したものの、実現には至っていませんでした。
両拠点では配車台帳は紙、運賃はExcel、請求は別の仕組みと情報が分断されていました。そのため案件ごとの収支を把握できるのは月次の締め作業後に限られ、迅速な業績管理が難しい状況でした。また、配車と請求・支払いのデータが連動していないことから1日100〜200件の照合作業が発生し、変更内容の修正にも手間がかかるなど、現場に大きな負担が生じていました。
案件ごとの収支可視化と業務時間の短縮効果
新システムでは、受注から配車、請求・支払いまでのデータを一気通貫でつなぎ、案件ごとの収入と原価を可視化して精緻な収支管理を可能にしました。システム導入により、以下の成果が見込まれています。

- 案件ごとの収入と原価を可視化し、迅速かつ精緻な収支管理を実現
- 配車業務を1人あたり1日約1時間、8人のチーム全体で月160時間以上削減
- 請求・支払いの突合作業をなくし、月末の締め作業を3日短縮。協力会社への支払いも迅速化・高精度化
なお、本システムは鴻池運輸が「KONNECT」の名称で2026年10月1日に本格運用を開始したもので、「KONNECT」は鴻池運輸株式会社が商標登録出願中です。
現場の柔軟性とデジタル化を両立する開発
配車業務は、荷物量に応じた車両確保や効率的な組み合わせだけでなく、ドライバーの拘束時間や工程バランスを考慮した頻繁な変更への対応が求められます。そのため、すべてを自動化するのではなく、状況に応じて現場が柔軟に調整・判断できる仕組みを目指して開発されました。
鴻池運輸 東日本支店 羽生とちぎ営業所 係長 輪千 雄一氏は、Hacobuをパートナーに選んだ理由について「飲料輸送特有の配車や複雑な現場運用について、話が通じる相手だった」と述べています。Hacobuは要件定義の初期段階から両拠点を訪問し、業務フローや配車方法を整理した上で、早い段階からデモ画面を用意し、約50台の車両を俯瞰できる一覧性や操作性を現場とともに改善しました。
協力会社との連携強化と他拠点への展開
鴻池運輸は今後、協力会社が車検証や免許証をシステム上にアップロードして一元管理できる仕組みを整え、管理業務の効率化と安全性の向上を目指します。
さらに、今回の2拠点で構築した運用モデルを同じ荷主の輸配送業務を担う他拠点へ展開し、拠点間での調整や空車情報のリアルタイム共有を目指すほか、異なる荷主の輸配送業務への展開も検討しています。
関連企業概要
鴻池運輸株式会社
- 創業:1880年
- 事業内容:物流事業、製造業界向け請負サービスなど
- Webサイト:https://www.konoike.net/
株式会社Hacobu
- 設立:2015年6月30日
- 本社所在地:〒108-0014 東京都港区芝5-29-11 G-BASE田町4階
- 代表者:代表取締役社長CEO 佐々木太郎
- 事業内容:クラウド物流管理ソリューション「MOVO」シリーズの提供、コンサルティングおよびシステムインテグレーション事業
- URL:https://hacobu.jp/
本記事は株式会社Hacobuの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



