AcompanyとSB C&Sが販売代理店契約 機密データ保護AI製品の展開加速へ
株式会社AcompanyとSB C&S株式会社は販売代理店契約を締結し、機密データを外部に送信することなく安全に生成AIを活用できるAI製品ブランド「Confidential AI Suite」の取り扱いを開始しました。SB C&Sが保有する全国約15,000社の販売ネットワークを通じて、大手企業や地方企業への展開を加速させます。
Confidential AI Suiteは、Confidential Computingを核にしたAI製品ブランドの総称です。機密情報を自動検知・マスキングして外部AIを安全に利用できる「Acompany セキュアチャット」や、エンタープライズ向けAIエージェント基盤「AIスタジオ」を提供しています。
Confidential Computing技術により、データの中身を計算中も暗号化したまま処理し、インフラ管理者やAIベンダーさえもデータを見ることができない保護環境を実現します。これにより、これまでクラウドや外部AIに出すことができなかった機密データや個人情報などを、安全にAIの力で処理することが可能になります。
今回の取り組みは再販モデルとなり、SB C&Sが契約する二次代理店がConfidential AI Suiteを販売します。契約後は、Acompanyから導入企業に対して直接サービスの提供と各種サポートを実施する体制をとります。
注目を集める「Confidential Computing」技術の背景
Confidential Computing(機密コンピューティング)とは、データを秘匿したまま計算できる技術で、TEE(Trusted Execution Environment)とも呼ばれます。データの機密性(Confidentiality)だけでなく、実行コードが事前に開示されたものと一致していることを検証できる完全性(Integrity)も提供できます。
国内ではガバメントクラウドで必須技術として取り上げられているほか、海外ではAppleやGoogleなどが利用を発表しており、米国海軍や陸軍などでも導入が進むなど世界的に実用化が進んでいます。ガートナー社(Gartner)による「2026年の戦略的テクノロジーのトップ・トレンド」にもハードウェア型秘密計算が選出されており、2029年には「信頼されていないインフラ上で処理される業務の75%以上」が秘密計算によって実行中のデータ保護を実現すると予測されています。
両社のコメント
SB C&S株式会社の執行役員(ICT事業 クラウドサービス担当)兼 ICT事業本部 クラウドサービス 推進本部長である守谷 克己 氏は、生成AIの業務活用が広がる中で機密情報や個人情報の保護環境の重要性に触れ、SB C&Sの全国の販売ネットワークを通してAcompanyの製品を届け、安全な生成AI活用の拡大に貢献していくとしています。
株式会社Acompanyの代表取締役CEOである高橋 亮祐 氏は、機密情報の取り扱いが壁となり生成AIの活用に踏み切れない企業が少なくない現状を指摘し、SB C&SとともにConfidential AI Suiteを展開することで、業種や企業規模を問わず秘密を守れるAIの社会実装をリードしていく姿勢を示しています。
株式会社Acompany 会社概要
- 社名:株式会社Acompany
- 代表者:代表取締役CEO 高橋 亮祐
- 所在地:愛知県名古屋市中区栄二丁目1番1号 日土地名古屋ビル7階
- 設立:2018年6月
- URL:https://www.acompany.tech/
- 事業内容:Confidential AI(機密AI)に関連した製品・技術と、機密データ活用に関するコンサルティングサービスの提供
本記事は株式会社Acompanyの発表をもとに作成。
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