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Tensor Energy、飯塚第一メガソーラーの併設蓄電池に統合運用基盤を導入

福岡市中央区に本社を置くTensor Energy株式会社は、東京センチュリー株式会社のグループ会社である京セラTCLソーラー合同会社が運営・管理する福岡・飯塚第一メガソーラー発電所に、再生可能エネルギー発電所・蓄電池統合運用プラットフォーム「Tensor Cloud」を導入した。発電所に併設された蓄電池システムの稼働開始に伴い、売電方式はFIT制度からFIP制度へと移行している。

AIによる予測と運用の自動化

福岡県飯塚市に位置する福岡・飯塚第一メガソーラー発電所では、太陽光出力1,990kWの設備に対し、出力1,500kW/容量約6,000kWhの蓄電池システムが併設されている。

Tensor Cloudは、太陽光発電量や卸電力市場(JEPX)、需給調整市場など複数市場の価格をAIで予測する。その予測をもとに、市場への入札および充放電計画の最適化から蓄電池への制御指令までを一括して自動実行する。これにより、従来は専任のトレーダーやオペレーターによる取引判断や監視が必要とされていた蓄電池の運用を、24時間365日人手を介さずに行う体制を構築している。

併設特有の制約対応と異常検知機能

太陽光発電設備に蓄電池を併設する運用では、系統に単独で接続する系統用蓄電池と比較して、発電量予測誤差やパワーコンディショナ、連系設備の制約を踏まえた制御が求められる。Tensor Cloudは、太陽光の出力と蓄電池の充放電を一体で制御する最適化を行うことで、市場環境に応じた収益機会の最大化と電力需給の安定化への貢献の両立を図っている。

さらに、発電設備や蓄電池の異常を自動検知し、計画値と実績値に乖離が生じた場合の計画変更や送配電への申請を自動提出する機能も備えている。設備異常時にも人の判断を待たずに是正対応が実行され、計画値同時同量の遵守と安定的な運用が維持される仕組みとなっている。

東京センチュリーグループにおける2件目の導入実績

本案件は、東京センチュリーグループが推進する発電所への蓄電池併設の取り組みの一環である。2024年6月に運転を開始した熊本・荒尾メガソーラー発電所に続き、Tensor Cloudを活用したFIP併設蓄電池案件としては2件目の事例となる。

Tensor Energy株式会社の代表取締役である堀 菜々、フィルター ヴィンセントは、「太陽光発電に蓄電池を併設し、FIP制度のもとで収益を最大化するには、市場動向を捉えた高頻度かつ精緻な運用判断が欠かせません」とした上で、プラットフォームを通じて発電事業者が人手をかけずに複数拠点の蓄電池を安定運用できる環境を提供する旨を述べている。

本プロジェクトの概要は以下の通りである。

  • 発電事業者: 京セラTCLソーラー合同会社
  • 発電所所在地: 福岡県飯塚市
  • 太陽光発電設備: 出力1,990kWac
  • 蓄電池システム: 出力1,500kWac/容量約6,000kWh
  • 太陽光発電所 運転開始時期: 2018年12月
  • 蓄電池 運転開始時期: 2026年10月
  • 運用プラットフォーム: Tensor Cloud(Tensor Energy株式会社提供)

関係各社の概要は以下の通りである。

京セラTCLソーラー合同会社

  • 本社所在地: 東京都千代田区神田練塀町3
  • 代表者: 代表社員 東京センチュリー株式会社 職務執行者 松本 浩二
  • 事業内容: 太陽光発電事業による売電事業
  • URL: https://www.tokyocentury.co.jp/kyoceratclsolar/

東京センチュリー株式会社

  • 本社所在地: 東京都千代田区神田練塀町3
  • 代表者: 代表取締役社長CEO 藤原 弘治
  • 事業内容: 国内ビジネス、海外ビジネス、社会インフラ、トランスポート、モビリティ、企業投資
  • URL: https://www.tokyocentury.co.jp/

Tensor Energy株式会社

  • 本社所在地: 福岡市中央区天神1-11-1
  • 代表者: 代表取締役 堀 菜々、フィルター カルロス ヴィンセント
  • 事業内容: 再生可能エネルギー発電システム、蓄電システム、及びその他の分散型エネルギーシステムの資産運用、制御、並びに電力取引に関するソフトウェアの開発、販売、サービス提供
  • URL: https://www.tensorenergy.jp/

本記事はTensor Energy株式会社の発表をもとに作成。

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