SUGENA、中国ヒューマノイドロボットと中核部品を分析した無料レポートを公開
株式会社SUGENAは、2026年9月29日に開催したオンラインセミナー「フィジカルAI 解体新書 ― 中国ヒューマノイドロボットを解剖する。日本の勝ち筋はあるのか?」の内容をまとめた全45ページのレポートを無料公開した。
中国におけるヒューマノイドロボットの現状を踏まえ、機体を構成する15の中核部品を整理し、日本・中国・米国の保有状況や日本の勝ち筋について分析している。
中国ヒューマノイドロボットの急成長とレポート公開の背景

Smart Analytics Globalによると、中国製ヒューマノイドロボットの出荷台数は2026年上半期だけで18,500台(中国メーカー合計)に達し、2025年の世界出荷を半年で上回った。同分野を手がける中国企業は140社を超える規模となっている。
一方で日本国内においては、断片的な情報による理解にとどまり、どの部品で誰が強いのかという構造の把握が進んでいない状況があるという。株式会社SUGENA代表取締役の須毛原勲は2026年8月に上海・杭州を訪問し、ヒューマノイドロボットと四足ロボットを延べ約300体視察した。今回のレポートは、その現地観察と公開情報をもとに作成された。
レポートは全45ページで構成され、中国の現状から中核部品の構造、普及への課題、経済安全保障、日本の勝ち筋までを網羅している。

主な内容は以下の通りである。
- 1 中国は、どこまで来たか:四つの数字、第十五次五カ年規画での「具身智能」の名指し、中国が速く安く作れる五つの理由
- 2 ヒューマノイドを解剖する:大脳(AI演算ボード)と小脳(制御基板)の役割の違い、LLM・VLM・VLA・ワールドモデルの関係、15の中核部品の一覧とその重み、日本・中国・米国での持ち分
- 3 普及への課題:いまどこまで働けているのか、ラストワンマイルとSim-to-Realの壁、普及を止めている三つとそれが解ける時期
- 4 経済安全保障 ― 何を持ち、何を買うか
- 5 日本 ― 過去、現在地、そして勝ち筋:1973年、世界初のヒューマノイドは日本で生まれた、AIロボティクス戦略、部品は買える。人は買えない、日本の勝ち筋を三つで言うと。。
SUGENA独自の見立て

レポート内では同社独自の見解として、先端のAIチップを除けば日本は多くの部品で「持っている」か「強い」とし、日本に「×」はひとつだけであると指摘している。また、触覚センサーと多指ハンドについては日本・中国・米国のいずれも決定的な強さを持っていない状況にあるとしている。
さらに、最も不足している要素として人材を挙げ、つくる人と書く人を繋ぐ「現場に入れる人」が十分に育っていないという見方を示している。なお、これらの評価や見立ては同社独自のものであり、公的な予測や業界標準の評価ではないとしている。
株式会社SUGENAは2026年7月より中国フィジカルAIをテーマとしたオンラインセミナーを開催しており、第3回となった9月29日は製造業・商社・金融・研究機関などから参加があったという。第4回セミナーも近日中に開催が予定されている。
また、2026年11月22日〜26日には、中国(上海・杭州)のフィジカルAI関連企業を訪問する視察プログラムが企画監修されている。須毛原勲が全行程に同行して現地で解説を行う予定で、特設サイト(https://sugena.co.jp/physicalai-program-202611/)が開設されている。旅行手配・契約は株式会社いい旅(観光庁長官登録旅行業 第1737号(第1種)/一般社団法人日本旅行業協会 正会員)が担当する。
株式会社SUGENAについて
- 所在地:東京都渋谷区代官山8−7
- 代表:代表取締役 須毛原勲
- 設立:2020年
- 事業内容:日本企業の海外展開支援、世界の先端技術の日本への導入支援、海外企業の日本進出支援
本記事は株式会社SUGENAの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



