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fcuroの急性腹症診療支援AI研究開発がAMEDの医工連携事業に採択

医療AI開発を手がける株式会社fcuroは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施する「医工連携・人工知能実装研究事業」に、同社の研究開発課題が採択されたと発表しました。

採択された課題は「画像・臨床所見の対話的統合に基づく協働型急性腹症診療支援AIエージェントの創出」です。同社は医師とAIが対話・協働しながら急性腹症の診療を支援するAIエージェントの研究開発を進めるとしています。

AMEDの医工連携事業に採択、17の医療機関と連携

今回の採択を受け、fcuroは大阪急性期・総合医療センターや京都大学医学部附属病院を中心とした17施設の医療機関と共同で研究開発を実施します。代表取締役CEOの岡田直己氏が研究開発代表者を務めます。

採択された事業の概要は以下のとおりです。

  • 事業名:医工連携・人工知能実装研究事業
  • 研究開発課題名:画像・臨床所見の対話的統合に基づく協働型急性腹症診療支援AIエージェントの創出
  • 研究開発代表者:岡田直己
  • 共同研究機関:大阪急性期・総合医療センターおよび京都大学医学部附属病院を中心とした17施設の医療機関

3種類のAIモデルを統合したマルチモーダルシステムを構築

本研究開発では、同社が培ってきた全身検索型画像診断AIモデル「ERATS(ER automated triage system)」の技術を基盤とします。これに加え、病態解釈型データ抽出AIモデル、対話型知識獲得言語AIモデルの計3種類の機械学習モデルをマルチモーダルAIシステムとして統合します。

画像情報だけでなく、患者の身体症状や検査結果といった臨床情報を統合的に解析します。AIが膨大な診療データの中から診断に重要な中間情報を抽出して提示し、それに対する医師の解釈や判断をフィードバックとして受け取りながら、適切な鑑別診断に至る「協働型AIエージェント」の創出を目指すとしています。

救急・時間外診療で頻度の高い急性腹症の見逃しリスク低減へ

対象となる急性腹症は腹痛などを主症状とし、救急や夜間をはじめとする時間外診療において全受診の5〜10%を占める頻度の高い症候群です。迅速な対応が求められる一方で鑑別診断の範囲が広く、複数の診療科にわたるため、専門外の医師にとっては診療が困難な症候群とされています。

同社は本研究開発を通じて、専門医が不在の医療機関や時間外診療においても重要所見や疾患の見逃しリスクを低減し、急性腹症患者の救命につながる診療支援AIの創出および社会実装を目指す方針です。

株式会社fcuroの概要

  • 事業内容:医療AI開発、医療システムの開発と提供、臨床研究支援
  • 公式サイト:https://fcuro.com

本記事は株式会社fcuroの発表をもとに作成しました。

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