三菱重工マラソン部、新監督に松村康平氏就任

三菱重工マラソン部は、2024年4月1日から新体制を発足させることが決定した。新監督には、現コーチで2014年アジア大会銀メダリストの松村康平が就任する。これまで20年間にわたりチームを率いてきた黒木純は、同日付で総監督に就任し、マラソン競技を主体に指導を続ける。

松村新監督は、山梨学院大学出身で、選手時代には2014年に韓国・仁川で開催された第17回アジア競技大会マラソン日本代表に選出され、銀メダルを獲得した。また、全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)には計9回出場し、2017年大会のチーム初入賞(当時:MHPS)にも貢献した。

新体制の発足により、三菱重工マラソン部はさらなるチーム強化を図る。ニューイヤー駅伝優勝や日本代表選手の輩出を目指し、チーム一丸となって活動を続ける予定だ。

松村新監督は、「チームを監督として指導していくことに喜びとともに責任を強く感じている。ニューイヤー駅伝優勝、そしてオリンピックを含めた国際大会で活躍する選手の輩出をこの長崎から実現するため、これまでのチームとしての軸をぶらさず、さまざまなことに挑戦し選手を育成していきたい」と述べた。

一方、黒木新総監督は、「監督として20年間にわたりご支援いただきありがとうございました。引き続き総監督として、マラソン強化、新体制の育成とチーム強化に携わっていきます」とコメントした。

松村新監督は、大阪府高槻市出身で、1986年11月25日生まれの37歳。清風高等学校から山梨学院大学を経て、2009年に三菱重工業に入社した。その後、2012年に第62回別府大分毎日マラソンに出場し、初マラソンを経験。2021年の第76回びわ湖毎日マラソン出場(引退レース)を経て、同年にコーチに就任した。

三菱重工マラソン部の新体制がどのような成果を上げるのか、今後の活動が注目される。