Mastercardが公共交通機関タッチ決済に対応、10月17日から
三井住友カード株式会社、QUADRAC株式会社、Mastercardは、2024年10月17日より順次、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」にてMastercardの取り扱いを開始する。
MastercardはQUADRACの提供する交通事業者向け決済および認証に関するSaaS型プラットフォーム「Q-move」に接続し、タッチ決済による交通公共機関向け乗車サービスを日本国内でスタートする。今回の取り組みにより、stera transitはすべての国際決済ネットワークに対応することとなる。
現在stera transitを利用しているユーザーに加えて、交通系ICカードを持たない訪日外国人利用者など、幅広いユーザーの利便性向上が図られる。
乗車方法は、タッチ決済対応のMastercard(クレジット・デビット・プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を、改札機や車内設置の専用リーダにタッチするだけで、そのまま乗車できる。
タッチ決済は、国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法だ。対応の端末にタッチ決済対応のカードまたは、同カードが設定されたスマートフォン等をタッチするだけで、サインも暗証番号の入力も不要で、スピーディーかつ安心・安全に支払いが完了する。
現金・事前チャージの必要がないという消費者の「利便性向上」に加え、「感染症予防対策」「インバウンド受け入れ環境の整備」「地域のキャッシュレス決済促進」など、交通分野にとどまらない幅広い効果も期待されている。また、「stera transit」の技術は、MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用できる。今後も、全国各地で導入が予定されている。