LFA、尼崎市で中高生〜20歳向け無料ショートステイ事業を2026年10月開始へ
認定NPO法人Learning for Allは、2026年10月2日(金)より兵庫県尼崎市において、中高生〜20歳の若者を対象とした無料のショートステイ(一時宿泊)事業を開始します。同法人が運営する拠点の利用者を対象に週1回開室し、宿泊を伴う暮らしの時間を共有することで、若者が頼れる環境づくりを目指します。

暮らしを共にし関係性を育む取り組み
本事業は、家庭環境などに悩みを抱える若者が一時的に身を寄せられる場所を提供することを目的としています。特別なプログラムは設けず、夕方に開室した後はスタッフと一緒に夕食の調理や食事を行い、ボードゲームや会話など思い思いの時間を過ごした上で、翌朝に朝食を食べて帰る流れとなります。
言葉による相談だけでなく、実際に宿泊を共にして受け止められる体験を通じて、大人との信頼関係を築く週末の家としての運営を想定しています。
事業の概要は以下の通りです。
- 開設日:2026年10月2日(金)
- 開室:週1回(夕方〜翌朝)
- 対象:LFAの拠点を利用する中高生〜20歳の若者
- 利用料:無料
中高生世代の利用における課題と開設の背景
同法人は2010年に困窮家庭向けの学習支援から活動を開始し、2016年からは居場所づくり事業を展開してきました。この居場所づくりは、2022年の児童福祉法改正で新設され2024年4月から全国の自治体に広がった「児童育成支援拠点事業」のモデルのひとつとなっています。
日中の居場所が整う一方で、夜間の安心できる場所を求める声や、親子双方が一時的に距離を置いて休息する必要性が見受けられていました。全国の自治体には公的な子育て短期支援事業(ショートステイ)が存在するものの、こども家庭庁の「令和6年度子ども・子育て支援調査研究事業 調査報告書」によると利用者のうち12歳以上は6.8%にとどまっています。中高生世代では保護者による申請や見知らぬ施設への宿泊に抵抗があることが要因とされています。
今回の事業では、同法人の居場所拠点やユースセンターに日頃から通い、スタッフと既に関係性ができている子どもや若者を対象とすることで、利用しやすい環境を整えています。
尼崎市での拠点展開と代表理事のコメント
同法人は2022年7月に尼崎市で小中学生向けの居場所づくり拠点をスタートさせ、2024年8月にはユースセンター「Hygge(ヒュッゲ)」を開所して尼崎市と連携協定を締結しました。今回のショートステイ事業は、これまでの居場所事業で培った関係性を基盤とする同法人の自主事業です。
同市出身である代表理事の李 炯植は、育った環境に関わらず頼れる大人が身近にいる重要性に触れ、「困ったときに『あの人に頼ろう』と思い出せる大人がいること。その積み重ねが、子ども・若者が拠点を卒業した後も、深刻な状況に追い込まれるのを防ぐと信じています」としています。

認定NPO法人Learning for Allの概要
- 団体名:認定NPO法人Learning for All
- 所在地:東京都新宿区
- 代表理事:李 炯植
- 活動実績:設立以来、延べ12,000人の子どもたちに支援を提供
- 公式サイト:https://learningforall.or.jp/about/
本記事は認定NPO法人Learning for Allの発表をもとに作成しました。
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