永楽屋が高山寺へ約11.5mの手ぬぐい作品を奉納 鳥獣戯画の絵巻をもとに制作
京都市の綿布商である株式会社永楽屋は、絵巻「鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~」をもとに制作した全長約11.5mの手ぬぐい作品を、国宝「鳥獣人物戯画」が伝わる京都・栂尾の高山寺へ奉納しました。奉納は2026年8月29日に行われました。
手漉き和紙の工程を描いた絵巻を手ぬぐいで再現
もととなった絵巻「鳥獣戯画~手漉き和紙ができるまで~」は、日本の手漉き和紙技術のユネスコ無形文化遺産登録10周年を記念し、企画屋かざあなが企画した作品です。高山寺の許諾を得て、和紙の原料となる楮やトロロアオイの栽培から紙漉き、流通までの工程を「鳥獣戯画」の動物たちになぞらえて描いています。「細川紙」「本美濃紙」「石州半紙」の3つの手漉き和紙をつないだ全長約11.5mの絵巻で、2026年3月に高山寺へ奉納されていました。


希少な超長綿に友禅職人が手描きで染色
永楽屋が制作した手ぬぐい作品は、この絵巻と同じく全長約11.5mの規模となっています。生地には、強くしなやかな繊維と自然な光沢、なめらかな肌触りを特徴とし「奇跡の綿花」とも称されるアメリカン・シーアイランドコットンが使用されています。その超長綿によるコーマ糸で織り上げた生地に対し、友禅職人が絵巻をもとに各モチーフを手描きで染色しました。
鳥獣人物戯画ゆかりの高山寺へ奉納
完成した手ぬぐい作品は、2026年8月29日に鳥獣人物戯画が伝わる栂尾の高山寺へ奉納されました。これにより、3月に奉納された手漉き和紙の絵巻と、それを手ぬぐいで表現した作品の双方が同寺へ納められたことになります。
永楽屋の概要
永楽屋は江戸初期の1615年に創業した京都の綿布商です。創業以前は織田信長の御用商人として活動し「永樂屋」の屋号を拝領しました。その後、呉服から綿布へと転換し、手ぬぐいや風呂敷などを扱う日本最古の綿布商として十四代、410年以上にわたり商いを継続しています。
- 社名:株式会社 永楽屋
- 所在地:京都府京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
- 代表者:代表取締役 細辻伊兵衛
- 公式サイト:https://www.eirakuya.jp/
本記事は株式会社永楽屋の発表をもとに作成しました。
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