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トリップエックス、旅館・ホテル向けダイナミックプライシングを提供開始

宿泊・観光分野に特化した東大発AIスタートアップの株式会社トリップエックスは、宿泊施設向けAIプラットフォーム「Tripbox」の新プロダクトとして、旅館・ホテル向けの「Tripbox ダイナミックプライシング」を2026年10月1日より提供開始した。株式会社シーナッツが提供するサイトコントローラー「TL-リンカーン」と連携し、AIが算出した価格をTL-リンカーン上の料金へ自動で反映する仕組みを備えている。

開発の背景

旅館やホテルでは需要に応じた料金の見直しが売上を大きく左右する一方、楽天トラベルやじゃらんnetなどの複数の旅行予約サイト(OTA)への料金変更を手作業で行っている施設が多く、日々の細かな調整に手が回らない点が課題となっていた。また、人手不足により価格設定を担当できる人材が限られていることや、汎用のダイナミックプライシングでは価格が大きく上下し、ブランドや自社サイトとの価格差を維持したい旅館の事情に合わないケースがあった。

株式会社トリップエックスはこれまで「Tripbox レベニューダッシュボード」を通じて全国40施設以上のレベニュー管理を支援し、2026年には先2ヶ月の着地を日ごとに読む需要予測機能を搭載した。箱根の宿泊施設・ホテルおかだで先行運用してきた仕組みをもとに、需要予測から価格反映までを自動でつなげるサービスとして提供を開始した。

「Tripbox ダイナミックプライシング」は、需要予測と連動してAIが宿泊料金の割引率を自動で調整する。ベースとなる料金は施設側で固定し、割引幅も施設があらかじめ設定した上限・下限の範囲内に収まる設計となっている。例えばベース料金が25,000円のプランの場合、混み合う日は割引なしの25,000円、埋まりが鈍い日は20,000円〜23,000円の範囲で日ごとに変動する。

主な特徴は以下の通りである。

  • 日ごとの稼働見通しをもとに割引率を自動調整し、手作業を削減
  • サイトコントローラー「TL-リンカーン」との連携により、各OTAの販売価格まで自動反映
  • 施設が設定した上限・下限の範囲内で価格を動かし、ブランドを保護
  • 従来のランク切り替えではなく、需要の変化に合わせた100円単位の価格調整
  • 休前日・ショルダー・特日などの日区分に応じた価格設計や、自社サイトとの価格差の維持に対応

同社代表取締役CEOの西村拓人氏は、「ただAIに丸投げするのではなく、人とAIとが共存することでより精度の高い料金変動が行えると感じております」と述べている。

AIプラットフォーム「Tripbox」の概要

Tripboxは、旅館経営の課題を解決するAIプラットフォームで、施設の状況に合わせて4カテゴリ・合計12のAIを1つから導入できる。

  • 売上拡大 AI:レベニューダッシュボード、ダイナミックプライシング、競合分析、口コミ分析AI
  • 業務効率化 AI:AIメール、AI電話、レストラン配席AI、社内ナレッジ検索AI
  • コスト改善 AI:仕入れ分析、人時生産性分析
  • 施設管理 AI:混壊カメラAI、温泉タンク管理AI

株式会社トリップエックスについて

神奈川県横浜市に本社を置く株式会社トリップエックスは、宿泊・観光地のDXおよびAIに特化した東大発スタートアップである。ホテルおかだ常務取締役・日本旅館協会EC/DX委員長の原洋平氏がCOOを務めている。

  • 設立:2025年4月
  • 代表:代表取締役 西村 拓人
  • ホームページ:https://tripx.co.jp/
  • サービスサイト:https://trip-box.jp/

本記事は株式会社トリップエックスの発表をもとに作成。

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