リンクウィズ、ロボットプログラム管理SaaSを2026年度内に提供予定
産業用ロボットの制御・管理ソフトウェアを提供するリンクウィズ株式会社は、産業用ロボットのプログラムをクラウドで一元管理するSaaS「LINKWIZ FactoryGit(略称:L-Git)」を2026年度内に提供開始する予定です。提供に先立ちティザーサイトを公開し、Waiting List(先行登録)の受付を開始しました。先行登録を行った企業には、正式リリースから3ヶ月間、5ユニット分(接続台数)が無償提供されます。
LINKWIZ FactoryGit(リンクウィズ ファクトリーギット)は、ロボットプログラムの全ての版と変更履歴をクラウド上に自動で記録するクラウドサービス(SaaS)です。誤った上書きやトラブルが発生した際も正常だった時点の状態へ復元できるほか、誰がいつ何を変更したのかを差分付きで確認できます。
また、国内外の工場やラインをまたいで最新版の参照や比較が行えるほか、不明なプログラム行の意味をAI解説が補足する機能などを備えています。ロボットの制御に介入しない読取専用設計となっており、追加機器の設置を必要とせず接続設定のみで利用を開始できます。セキュリティ面ではISO/IEC 27001認証を取得しており、対応機種はファナック製および安川電機製ロボットから順次拡大する予定としています。
製造現場における属人化やデータ管理の課題に対応
産業用ロボットを活用する製造現場では、プログラムが担当者個人のPCやUSBメモリで管理されるケースが多く、上書き事故や属人化、複数工場や海外拠点間で最新版が揃わないといった生産リスクが課題となっています。
また、工程ごとの変更情報が紙の日報や社内メール、共有Excelなどに散らばることで、不具合発生時に変更履歴を追う作業に時間を要する状況が生じていました。同サービスは、こうした仕組みの不足による現場の負担を軽減することを目指して開発されています。
実証参加企業による評価
実証に参加した平岡ボデー株式会社の生産技術エンジニアは、従来は年に1回ロボットを巡回してUSBメモリでバックアップを取っており些細な変更が保存されないこともあったと振り返り、同サービスにより全台の履歴が自動で残ることでバックアップ業務の意味が大きく変わったとしています。
また、Bellsonica Auto Component India Private Limitedの担当者は、過去の変更内容の確認が難しく設備トラブル時の原因究明に時間を要していた課題を挙げ、履歴管理によってトラブルや品質問題発生時の原因究明が迅速化されることや問題の早期解決と再発防止への貢献に期待を寄せています。
先行登録およびサービス提供の概要
公開されたウェブサイトにて先行登録(Waiting List)を受け付けており、登録企業には正式リリースの先行案内や優先デモ、ロボットプログラム管理に関する実践情報の配信が行われます。
サービスの概要およびリンクウィズ株式会社の概要は以下の通りです。
- サービス名称:LINKWIZ FactoryGit(略称:L-Git)
- 提供開始時期:2026年度内(予定)
- 提供形態:クラウドサービス(SaaS)
- 価格:正式ローンチ時に発表予定
- 先行登録URL:https://l-git.com/ja
- 会社名:リンクウィズ株式会社
- 所在地:〒435-0042 静岡県浜松市中央区篠ケ瀬町1044-2
- 代表者:代表取締役 吹野 豪
- 設立:2015年3月
- 会社URL:https://linkwiz.co.jp/
本記事はリンクウィズ株式会社の発表をもとに作成しました。
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