音声・拡大読書器 快速よむべえが東京都障害者ICT総合支援センターで体験可能に
株式会社よむべえは、音声・拡大読書器『快速よむべえ』が東京都障害者ICT総合支援センターにて展示され、実際に体験できるようになったことを発表した。同製品はカメラで印刷物などを読み取り、文字を音声で読み上げたり画面上で拡大表示したりすることで、見えない・見えにくい方の情報取得を支援する。
展示の概要と体験の機会

東京都障害者ICT総合支援センターは、都内の障害のある方やそのご家族、支援者、事業者等を対象に、ICTの利用に関する相談や情報提供、機器の体験などを行う東京都の支援拠点である。同センターの展示機器に加わったことで、都内の見えない・見えにくい方や支援者、事業者などが実際に製品に触れ、操作や読み上げなどを体験できる機会が広がる。
視覚障害者向けの支援機器は、製品の存在や利用方法を知る機会がなければ必要としている方へ届きにくいという課題がある。株式会社よむべえでは、当事者だけでなく自治体の障害福祉担当者、相談支援専門員、福祉施設、図書館、教育機関など、日常的に見えない・見えにくい方と接する支援者にも実際の支援機器を知ってもらうことが重要であるとしている。

快速よむべえの特徴と主な機能
『快速よむべえ』は、印刷物などをカメラで読み取り、OCRやAIなどを活用して音声・拡大表示で情報を提供する音声・拡大読書器である。総務省「情報アクセシビリティ好事例2025」にも選定されている。
書籍や新聞、郵便物などの読み取りに加え、クラウド認識や生成AIを活用して複雑な紙面の内容を分かりやすく読み上げる機能、画像の内容を説明する機能、翻訳、用語解説などに対応している。主な機能は以下の通りとなっている(※モデルやバージョンにより利用できる機能が異なる場合がある)。
- 印刷物の読み上げ
- 文字、画面の拡大表示
- 新聞、通帳、レシート等の読み上げ
- 画像や写真の内容説明
- クラウドを利用した高精度認識
- 生成AI「Google Gemini」を活用した分かりやすい読み上げ
- 翻訳
- 用語等を解説する生成AI機能
- PDF、Word等の各種データの読み上げ
- 読み取った内容のテキスト、音声データ保存

公共・福祉・教育現場への展開
『快速よむべえ』は個人の読書や情報取得を支援するだけでなく、図書館、教育機関、福祉関係施設等でも導入されている。施設へ設置することで、一人の利用者だけでなく、施設を利用する複数の方が必要なときに情報へアクセスできる環境を整えることができる。
株式会社よむべえでは今後、自治体、図書館、学校、福祉施設、医療機関、企業等への導入も進め、見えない・見えにくい方が必要な場所で情報へアクセスできる環境を広げていくとしている。
株式会社よむべえの概要
東京都台東区に本社を置く株式会社よむべえ(代表: 新井 利貴也)は、「読む・書く・歩くの自由を、すべての人へ」を掲げ、視覚障害・ロービジョン領域を起点に情報取得や移動などの課題を解決する製品・サービスを展開している。
- 社名:株式会社よむべえ
- 代表: 新井 利貴也
- 設立:2024年11月
- 資本金:100万円
- 所在地:東京都台東区浅草橋1丁目35-7-501号
- 事業内容:視覚障がい者向け音声・拡大読書器、歩行ナビゲーションアプリなどの開発・提供
本記事は株式会社よむべえの発表をもとに作成されています。
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