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QueeenB、東京都事業に採択 双腕・多指ロボットの実験手技模倣学習を実証へ

株式会社QueeenBは、東京都主催のスタートアップ社会実装促進事業「PoC Ground Tokyo」(運営受託先・事務局:合同会社デロイトトーマツ)に採択された。

本事業で実施する実証では、双腕・多指ロボットが研究者の実演データから実験手技を学ぶ「模倣学習」について検証を行う。手技習得の成立性、学習に要するデータ・コスト、習得した動作の再利用性を、2027年2月までの約4.5か月間で検証する予定だ。

実証の背景とQueeenBの取り組み

実験や研究開発の現場では、秤量や溶液の取り扱いといった基礎操作の多くを研究者自身が手作業で担っている。そのため、研究者が実験作業に拘束される時間の長さや人手不足、操作の属人性が課題となっている。従来の作業ごとに専用プログラムを組む自動化手法では、対象が変わるたびに大きな開発工数を要し、多品種・少量の実験作業への適用が難しい場面があった。

こうした課題に対し、株式会社QueeenBは、人がロボットに動きを教える「模倣学習」により、専用のプログラミングを介さずに実験手技をロボットへ移す技術の研究開発を進めている。

東京拠点で行う実証の内容

今回の実証では、「双腕・多指ロボットは、研究者の手技をどれだけの実演データで学び、どれだけの追加学習で横展開できるか」という問いを検証する。材料合成実験の基礎操作である粉体の秤量や溶液の取り扱いを対象に、次の3点を検証する。

  1. 手技学習の成立性:人間の実演データから、ロボットが実験操作を習得できるか
  2. 学習データ・コスト:どれだけの実演数・収集時間で、実用水準の動作に到達するか
  3. 動作プリミティブの再利用性:習得した動作を、別の実験操作へどれだけ流用できるか

実証はQueeenBの東京拠点(東京都千代田区外神田)で実施され、実証期間は2026年9月下旬から2027年2月中旬までを予定している。基礎操作をロボットが担うことで、研究者が実験計画の立案や結果の解析といった作業に集中できる環境づくりを目指すほか、夜間や連続運転を含む実験の実施により研究開発スピードの向上にもつなげる考えだ。

展示会出展と事業の概要

株式会社QueeenBは、2026年10月7日(水)から9日(金)までパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2026」に出展し、研究開発現場に向けたラボオートメーションおよびPhysical AIの取り組みを紹介する。

  • 会社名:株式会社QueeenB
  • 所在地:仙台市(本店)/秋葉原(東京拠点)
  • 代表者:代表取締役 根本一希
  • 設立:2023年2月
  • 事業内容:ラボオートメーションシステム開発実装・実験・研究開発現場向けPhysical AI(ロボットによる実験手技の模倣学習)の研究開発
  • URL:https://www.queeen-b.com/

本記事は株式会社QueeenBの発表をもとに作成されています。

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