NITACO、図面から数量を自動算出する設備積算AIの無料デモ受付を開始
建設業界に特化した営業代行・BPO・AI開発事業を展開する株式会社NITACOは、機械設備・電気設備の図面から数量を拾い出し、内訳書の並びで出力する「設備積算AI」の無料デモの受付を開始しました。機器表・系統図・平面図をアップロードすると、AIが機器の台数、配管・ダクト・配線の延長、器具の個数を読み取り、空調・換気・給排水衛生から幹線・電灯コンセント・弱電・火報までを算出します。延床1,200㎡前後の事務所ビルで、機械と電気をあわせて手作業で2〜3日かかる積算業務が1時間になるとしています。
設備積算の負担軽減を目指す開発の背景
設備工事の見積業務では、機器表から台数を写し、平面図の配管・ダクト・配線の経路をスケールで追い、照明器具やコンセントを室ごとに数える作業が行われています。空調・換気・給排水衛生・消火、幹線・電灯・動力・弱電・火報と系統は9つあり、機械設備と電気設備で図面が分かれているため、引き合いのたびに作業をやり直す必要がありました。

図面差し替え時の測り直しや付随品の拾い漏れに加え、空調衛生と電気で担当者が異なることによる属人化も課題となっていました。さらに2024年4月からは建設業にも時間外労働の上限規制が適用されており、株式会社NITACOは積算担当者が行ってきた一連の手順を自動化する「設備積算AI」を開発しました。
設備積算AIの機能と特徴
設備積算AIには主に3つの特徴があります。
1つ目は、機器・配管・配線から付随品まで、9系統・110品目以上を内訳書の並びで算出する点です。機器表と平面図の突き合わせや経路の計測を行い、保温、支持金物、スリーブ・貫通部処理、ダンパー、ボックス類などは主材の数量から展開して計上します。
2つ目は、内訳書の1行ごとに計算根拠を残し、企業の単価表や積算ルールを適用して見積書まで作成できる点です。公共建築工事内訳書標準書式の設備工事編や元請の指定様式、独自フォーマットに合わせたExcel出力に対応します。
3つ目は、AIの計算式1行ごとに「自動」「要確認」「未算出」を判定し、最終的な確定を担当者が行う仕組みです。図面に情報が無い行は勝手に埋めず理由を明記するなど、人とAIで役割を分担します。
手作業との比較と対応範囲
延床1,200㎡前後のRC造3階建 事務所ビルにおいて機械設備と電気設備をあわせて拾う場合、手作業では機械と電気を別の担当者が拾い2〜3日かかるところ、設備積算AIでは拾い出し時間が30分になります。図面差し替え時も再アップロードで差分が自動反映されます。
対応する図面形式はPDFで、紙図面は要相談となります。系統図や機器表が無い場合でも平面図から面積に応じた割付基準で算出が可能なほか、機械設備のみ、電気設備のみの利用にも対応しています。
導入の流れと今後の展開
無料デモはオンラインで30分実施され、図面から内訳書が出力されるまでの画面を確認できます。導入にあたっては単価マスタや帳票の取り込み、過去物件を用いた試験運用を経て本稼働へと進みます。料金は扱う系統や図面形式、取り込む帳票数に応じてヒアリングのうえ見積もられます。
株式会社NITACOは『ツクノビAI』として足場積算AIや内装積算AIなどを展開しており、今後は設備積算AIにおいても無料デモや試験運用を通じて各社の図面や拾い方に合わせた調整を重ねていくとしています。
- 会社名:株式会社NITACO
- 代表取締役:新田顕大
- 本社所在地:東京都渋谷区
- サービスサイト:https://tsukunobi.com/ai/setsubi-sekisan-ai/
- 電話番号:03-6555-2078(平日 9:00〜18:00)
本記事は株式会社NITACOの発表をもとに作成されています。
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