高知県・室戸市・AlphaDriveが連携協定締結 AX人材育成実証を開始へ
株式会社アルファドライブの地域共創事業「AlphaDrive REGION」は、高知県および室戸市とともに、『室戸市の事業者の「稼ぐ力」の向上を目的としたAX人材育成の実証及び他地域展開に関する連携協定』を令和8年9月29日に締結しました。本協定にもとづき、10月から室戸市内の事業者への約3か月の伴走支援を始める予定です。高知県は取り組みへの助言を行うとともに、得られた知見を県内の他の中山間地域へ展開することを目指します。

連携の背景と目的

高知県では人口減少が進み、特に中山間地域では産業の担い手不足による事業継続が課題となっています。室戸市においても、海洋深層水や水産資源、室戸ユネスコ世界ジオパークなどの地域資源がある一方、人口は1980年の約2万6千人から2025年には1万人を切っており、産業振興を通じた雇用づくりが求められています。
株式会社アルファドライブは2019年に高知県土佐町でアルファドライブ高知を設立し、県内での新規事業開発や人材育成を支援してきました。今回の協定では、AIを活用して事業や組織を変革できる人材「AXアーキテクト」の育成実証を室戸市で行い、中山間地域における企業の「稼ぐ力」の向上と他地域への成果展開を図るとしています。
3者の役割と具体的な取り組み


協定における3者の主な役割は次の通りです。

- 室戸市:地域事業者との調整、会場の提供、広報での連携
- AlphaDrive:参加事業者への伴走支援(AIを手段とした「稼ぐ力」の向上)、AXアーキテクトの育成
- 高知県:取り組みへの助言、県内の他地域への横展開、成果を県政や関連施策に反映すること
取り組みとしては、地域事業者のAI活用状況や収益向上につながるポイントの調査・検討を進め、参加事業者への定期面談や実務サポートを通じた伴走支援を行います。さらに、室戸市での実証成果と課題を振り返って県内の他の中山間地域向けにまとめ、報告会などを通じて県外へ情報発信を行う計画です。
実証に参加する室戸市内の2事業者

今回の実証プログラムには、室戸市内の以下の2事業者が参加します。取り組む内容は各社の業務状況を踏まえて具体化されます。
- 室戸海洋深層水株式会社(所在地:高知県室戸市室戸岬町、事業内容:清涼飲料水、塩、にがり、濃縮海水、健康食品などの製造・販売)
- 釜めし初音(所在地:高知県室戸市室津、事業内容:飲食店の運営、ふるさと納税などを通じた商品販売)

今後のスケジュール
実証に関する今後のスケジュールは以下の通り予定されています。
- 令和8年9月29日:連携協定を締結
- 令和8年10月〜12月:室戸市内の事業者2社との実証プログラム(約3か月)
- 令和9年1月:振り返りと報告
株式会社アルファドライブのグループ執行役員である宇都宮竜司氏は、室戸市の2社の実務に向き合いながらAIによる収益向上の道筋を探り、他の中山間地域でも生かせる形で成果を残していく方針を示しています。また、同社プロジェクトマネージャーの楠瀬まどか氏は、少ない人数でも事業を継続できる仕組みづくりのため、室戸市からAI活用とAX支援を進めると述べています。

本記事は株式会社アルファドライブの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



