東北地域商社とグローカル、東北6県の中小企業へAI導入・生産性向上支援を展開
中小・中核企業の経営支援を手掛ける株式会社グローカルは、協業する株式会社東北地域商社が東北6県の中小企業を対象に「AI導入・生産性向上支援」を展開することを発表した。東北地域商社が地域企業の相談・導入・運用の窓口を担い、AIによる工数削減から生まれた社員の時間を事業成長へ振り向ける仕組みづくりまでを支援する。人員削減を目的とせず、人手や時間の不足で着手できなかった成長施策を動かすことを目指すとしている。
人手不足の東北におけるAI活用の現状と背景
東北財務局の2026年7月の経済情勢報告では、東北6県の企業の人手不足感は引き続き高い状況にあるとされている。
また、同局が2026年1月に公表した地域企業91社の回答では、AIを活用している企業は57.1%で、活用企業が挙げた効果は「業務時間の削減」が92.3%である一方、「売上の増加」は5.8%にとどまった。こうした状況を踏まえ、東北地域商社は事業維持のための省力化や事業承継に向けた業務・知識の標準化、売上・利益を伸ばすための販路開拓や新規事業を進める上で、自社に適したAI活用を経営戦略に組み込むことが不可欠であるとしている。
業務の効率化と成長施策を同時に設計
支援にあたっては、無料業務診断で担当者・作業内容・所要時間を整理し、費用対効果が見込める2業務から導入を進める。経理の入力補助、総務の転記・集計、営業の問い合わせ整理や返信案作成などをAIが処理する仕組みを構築し、重要な判断やメール送信などは人が確認する運用を基本とする。
あわせて、営業担当者が報告書作成から新規顧客への提案へ、総務担当者が転記・集計から採用・育成へ移るなど、創出した時間の振り向け先も設計する。業務手順や社内情報の整理も支援し、属人化している業務の引き継ぎを容易にするほか、導入後は削減時間だけでなく前進させた業務の内容も確認するとしている。
地域の金融機関や商工団体との連携
東北地域商社は、東北地域の金融機関、商工会議所、商工会との連携を進める。取引先や会員企業が抱える人手不足、事業承継、販路拡大などの相談を、業務診断からAIの導入・運用、成長業務への時間の再配分へとつなぐ体制づくりを目指す。
提供されるサービスの料金体系および両社の概要は以下の通り。
- 初期費用:30万円(税抜)
- 月額費用:10万円(税抜)
- 対象業務:基本2業務
- 最低契約期間:12か月
- 12か月間の基本料金総額:150万円(税抜)
※基本料金総額は、初期費用と12か月分の月額費用の合計。追加業務の構築・既存システムの移行・個別開発・外部サービス利用料等は別途見積もり。
株式会社東北地域商社 岩手県一関市を拠点に、東北の地域企業の売上向上・採用強化・販路拡大を支援する経営支援会社。代表取締役は浅野道人。
株式会社グローカル 2012年創業。中小・中核企業の事業戦略、営業、マーケティング、採用、人事、業務改善などを横断して支援する経営コンサルティング会社。東京都千代田区に所在し、代表取締役は浅野道人。
サービスに関する問い合わせ先URL:https://thkrc.co.jp/service/ai-solutions
本記事は株式会社グローカルの発表および東北財務局の公表情報をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



