モデルナ・ジャパン、オミクロン株XFG対応の新型コロナワクチンを発売
モデルナ・ジャパン株式会社は9月17日、2026/2027シーズン用のオミクロン株XFGに対応した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン「エムネクスパイク®筋注シリンジ12歳以上用」を発売した。従来のワクチンに比べてmRNAの含有量を抑えた設計となっており、2026年秋冬の定期接種に向けた新たな選択肢として供給される。

承認の経緯とワクチンの特徴
エムネクスパイク®筋注シリンジ12歳以上用は、1回の接種量が0.2mLで、「スパイクバックス®筋注シリンジ12歳以上用」に含有されているmRNAの1/5に相当する10μgのmRNAを含有している。
海外第Ⅲ相試験においてスパイクバックスに対する相対的ワクチン有効性(rVE)が確認され、日本人を対象とした国内第Ⅲ相試験で免疫原性及び安全性が確認されたことから、2026年5月にSARS-CoV-2による感染症の予防を効能又は効果とした製造販売承認を取得した。その後、2026年8月に2026/2027シーズン用としてオミクロン株XFG対応の承認事項一部変更承認を取得している。
冷蔵保存への対応と供給体制
本剤は解凍後、遮光して2~8℃で最長7ヵ月保存することが可能となっており、医療機関へは冷蔵状態で供給される予定だ。これにより、医療機関における保管や接種時の利便性向上が期待されている。
なお、2026/2027シーズンの定期接種の対象者は、65歳以上の高齢者、および60歳から64歳までの一定の基礎疾患(心臓や腎臓、呼吸器の機能の障害があり身の回りの生活を極度に制限される方や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり日常生活がほとんど不可能な方)を有する方となっている。
製品概要
- 製品名: エムネクスパイク®筋注シリンジ12歳以上用
- 一般名: コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン
- 抗原株: SARS-CoV-2オミクロン株XFG
- 効能又は効果: SARS-CoV-2による感染症の予防
- 接種対象者: 12歳以上の者
- 有効成分: 1シリンジ(0.2mL)中、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質のN-末端部位及び受容体結合部位をコードするmRNA 0.010mg(10μg)
- 用法及び用量: 1回0.2mLを筋肉内に接種する。SARS-CoV-2ワクチンの接種歴にかかわらず、通常、1回接種する
- 接種時期: SARS-CoV-2ワクチンの接種歴のある者には、前回の接種から少なくとも3ヵ月経過した後に接種することができる
- 同時接種: 医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる
- 剤形・性状: 白色~微黄白色の懸濁液
- 貯法: -40~-15℃
- 有効期間: 12ヵ月
- 解凍後の保存: 使用前であれば、解凍後、遮光して2~8℃で最長7ヵ月、8~25℃で最長12時間保存することができる。いずれの場合も有効期間内に使用すること
- 供給形態: 医療機関へ冷蔵状態で供給予定
- 製造販売元(輸入): モデルナ・ジャパン株式会社
- プロモーション提携: 田辺ファーマ株式会社
本記事はモデルナ・ジャパン株式会社の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



