アイトリガー、Google広告配信の制限に備える点検リソースをAXerで提供へ
株式会社アイトリガーは、マーケティングAXのソリューション「AXer」において、Googleが2026年6月に公開した「広告配信の制限」ポリシーの更新に備える広告適格性シグナルの点検リソースを追加し、2026年10月より提供を開始します。
この取り組みは、広告文とリンク先の文面から自社ブランドの表示、見出し先頭のドメイン、他社ブランドへの言及を抽出するものです。社内の広告運用業務で構築および運用を行ったうえで提供されます。
不承認にならないまま表示回数が制限されるポリシーへの対応
2026年6月に更新されたGoogleの「広告配信の制限」ポリシーでは、広告主が不適格とみなされた場合、広告の審査ステータスは「承認」のまま表示回数のみが制限されます。管理画面に警告が出ないため、入札や品質スコアの問題と誤認しやすく、気づかないうちに機会損失を招く恐れがあります。
一方で、公式が推奨するブランドの明記や見出しへのドメイン配置などの対策は、広告文とリンク先の確認によって対応が可能です。同社は、この確認作業を機械的に行う仕組みを社内で構築・運用したうえで提供を開始します。
広告文とリンク先を対象とした3つの点検項目
今回のリソースでは、制限が発生してから原因を探すのではなく、公式が挙げている対応策を入稿前に照合する形で設計されています。広告文の一覧と、自社ブランドとして扱う語、ドメイン、リンク先の文面を渡すことで、以下の3点が出力されます。
① ブランド表示の有無チェック
広告文に会社名、ブランド名、ドメインのいずれも含まれていないものを抽出します。あわせてリンク先の文面についても同様の確認を行います。公式は広告とリンク先の両方での表示を求めており、片方だけでは満たされません。商品名で訴求している広告など、ブランド名が抜け落ちやすいケースを機械的に検出します。
② 見出し先頭のドメイン表示チェック
見出しがドメインから始まっていないものを抽出します。公式は、新しい広告主やブランドの知名度が低い場合にドメインを見出しの先頭に固定することを挙げています。なお、公式はこの固定機能がすべての広告タイプ・キャンペーンタイプで使えるわけではないと注記しており、手順はレスポンシブ検索広告を前提としています。知名度のある広告主では優先度も変わるため、要確認の区分として出力し、最終判断は人が行います。
③ 誤認と汎用表現の洗い出し
他社ブランド名への言及があるものを抽出します。比較や取扱商品の紹介で他社名が入る場合、自社との関係が広告文から読み取れるかを確認する必要があります。あわせて、一般的な語だけで構成され、何の広告かを特定できる語がないものも抽出します。
判定の根拠には公式の記述が原文で添えられ、担当者が広告文を修正する際の理由を説明しやすい状態にします。なお、本リソースは制限がかかっているかどうか自体を判定するものではありません。公式は判定の根拠を開示しておらず、評価期間も知らせないとしているため、公式が挙げた対応が済んでいるかを確認する範囲にとどまります。
同社では、統一後の広告掲載基準に照らして表現の規定違反を一次判定する仕組みを別に提供しており、広告主の示し方を確認する本リソースと併用する形をとります。また、単体のSaaSツールとしての提供は行わず、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装されます。
入稿前の点検による表示機会損失の回避
今回実装された仕組みは制限を解除する方法ではなく、制限の対象になりうる状態を入稿時点で確認できるようにするものです。審査ステータスのみを見て問題なしと判断する運用から、表示が伸びない原因を切り分ける運用の実現を目指します。今後は管理画面からの広告文の取得と、表示回数の推移との突き合わせを進める方針です。
本リソースは完成パッケージではなく、各社の広告構成やブランドの知名度に合わせて設計・提供されます。
- AXer サービスページ: https://aitrigger.co.jp/service/axer/
株式会社アイトリガーについて
- 社名: 株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
- 本社: 東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
- 事業内容: デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
- URL: https://aitrigger.co.jp/
本記事は株式会社アイトリガーの発表をもとに作成しました。
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