三井不動産が大英図書館再開発事業に着工 2032年に竣工予定
三井不動産株式会社は、英国子会社のMitsui Fudosan (UK) LTD(英国三井不動産)を通じて推進する「(仮称)大英図書館再開発事業」が2026年9月17日に着工したと発表した。9月21日には現地で日本式の地鎮祭を含む着工式が執り行われ、プロジェクト関係者ら約100名が出席した。同事業は2032年の竣工を予定している。

大英図書館の拡張とビジネス・研究拠点を一体整備
本事業は、文化やテック、ライフサイエンス関連の再開発が進むロンドンのキングスクロスエリアにおいて、大英図書館の拡張施設と、ビジネスや研究機関が集う拠点を一体的に整備する大規模複合開発である。
下層階には、既存施設と接続する約100,000sq sf(約2,800坪)の新たな公共スペースとして、展示ギャラリーやラーニングセンター、イベントスペースなどを備えた図書館の新館を整備する。上層階には、オフィスやラボ&オフィス、商業施設を含む約600,000sq sf(約16,900坪)のビジネススペースを設け、近隣のフランシス・クリック研究所や企業、大学などとの交流および新たな研究・事業創出を促す計画としている。
地域住宅整備に2,300万ポンドを拠出







本プロジェクトでは複合施設の開発に加え、地域の住宅整備に向けて2,300万ポンドを拠出するほか、雇用や職業訓練機会の創出、アフォーダブルワークスペースの提供、コミュニティガーデンの整備なども計画されている。
ロンドン市長のサディク・カーン氏は、11億ポンドにのぼる本事業への投資について、研究・文化の世界的拠点としてのロンドンの地位を高めるとともに、雇用や住宅、緑地の創出を通じて地域の活性化に大きく貢献するとの見解を示している。
開発体制と物件概要
本事業は英国三井不動産が大英図書館とともに推進し、デベロップメントマネージャーをStanhope PLC、設計をRSHP、コンストラクションマネージャーをMace Constructがそれぞれ務める。
- プロジェクト名称:(仮称)大英図書館再開発事業
- 所在地:96 Euston Road, London NW1 2DB
- 交通:セント・パンクラス駅徒歩1分、キングス・クロス駅徒歩3分、キングス・クロス・セント・パンクラス駅徒歩3分、ユーストン駅徒歩6分
- 敷地面積:約122,000sq sf(約3,400坪)
- 延床面積:約1,040,000sq sf(約29,200坪)
- 用途:図書館、オフィス、ラボ&オフィス、商業
- 構造・規模:SRC造、地上11階、地下1階
- スケジュール:2026年9月17日着工、2032年竣工予定
本記事は三井不動産株式会社の発表をもとに作成。
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