glafitと白浜町、多言語電動モビリティで訪日客周遊を促進へ 9月開始
電動パーソナルモビリティを手がけるglafitと和歌山県白浜町は、南紀白浜観光協会が進めるインバウンド向け周遊促進事業において、官民連携による運用支援と地域協力体制を構築すると発表した。同事業は観光庁の「観光需要分散のための地域観光資源のコンテンツ化促進事業」に採択されたもので、2026年9月1日に開始する。特定小型原動機付自転車と多言語QRマップを活用し、観光客の動線を路地裏や文化施設など町内全域へ広げる「面的周遊」の実現を目指す。
二次交通の課題解決に向けた包括連携と実績
白浜町では、自家用車やレンタカー利用による渋滞や駐車場不足に加え、二次交通の不足が課題となっていた。特にインバウンド層においては、免許やレンタカー手配の都合上、公共交通では行きにくい路地裏の飲食店や外湯へのアクセスに課題があった。
これを受け、glafitと白浜町は2025年3月に地域課題解決を目的とした包括連携協定を締結した。glafitが自治体と同様の協定を結ぶのは白浜町が初となる。以降、特定小型原動機付自転車を活用したマイクロシェアリングサービス「WANDERIDE」の実装を進め、テーマパーク「アドベンチャーワールド」のツアーや、「白良荘グランドホテル」「FIVE SPRING RESORT THE SHIRAHAMA」などの宿泊施設、雑貨店「PRESENT HOUSE」などに導入してきた。


多言語QRマップの導入と観光協会での貸出
今回の事業では、従来の専用マップを多言語化し、日本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語に対応させる。QRコードを読み込むことでスポットごとの案内動画を視聴できる仕組みを取り入れ、コンテンツ化を図る。
南紀白浜観光協会における導入概要は以下の通り。
- 貸出拠点:一般社団法人 南紀白浜観光協会(和歌山県西牟婁郡白浜町868)
- 導入台数:6台
- 利用料金:1時間2,000円からの従量課金制
白浜町の支援と今後の展開
白浜町は事業において、特定小型原動機付自転車の安全利用ルールの周知や住民向けの情報発信、宿泊施設や観光施設との連携、路地裏の店舗や外湯への送客促進などを支援する。白浜町の大江康弘町長は、電動モビリティの機動力が路地裏や隠れた名所を巡るのに適しているとしている。

glafitの鳴海禎造代表取締役社長CEOは、1年半の実証を通じてインバウンド層の利用実績が出ているとし、白浜町での取り組みを全国展開における「多言語対応×観光周遊」のモデルケースとして持続可能な観光地づくりを進める方針を示している。
【WANDERIDE概要】
- 概要:特定小型原動機付自転車「NFR-01Pro+」と専用アプリを組み合わせたマイクロシェアリングサービス。16歳以上であれば運転免許不要で利用可能
- 公式サイト:https://wanderide.travel/
【glafit株式会社の概要】
- 所在地:和歌山県和歌山市梅原579-1
- 代表者:代表取締役社長CEO 鳴海 禎造
- 設立年月日:2017年9月1日
- 公式サイト:https://glafit.com/
本記事はglafit株式会社の発表をもとに作成。
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