パナソニックが新ナノイーX(72兆)を開発 カビ抑制時間を従来比1/2に短縮
パナソニック株式会社は、新ナノイーX発生デバイス「ナノイーX(72兆)」を開発しました。除菌・脱臭成分であるOHラジカル量を「ナノイー」の4,800億個/秒に対して150倍(※1)となる72兆個/秒まで高め、カビ抑制成分量(※2)も増加させています。これにより、これまで最大のOHラジカル量であった「ナノイーX(48兆)」と比較して、カビ抑制時間を1/2(※3)に短縮しました。
パナソニック株式会社は20年以上にわたりナノイーX技術の研究開発を進め、OHラジカル量の向上や他の有効成分の可能性を追求してきました。
今回開発された「ナノイーX(72兆)」は、OHラジカルの生成量に加えてカビ抑制成分量も増加(※2)させたことで、従来の「ナノイーX(48兆)」と比べて付着カビの抑制時間を1/2(※3)に短縮しています。
- ※1 OHラジカル量が、「ナノイー」4,800億個/秒に対して、「ナノイーX(72兆)」72兆個/秒。ESR法にて発生装置直後のOHラジカル量を測定(パナソニック調べ)
- ※2 カビ抑制に寄与する成分であるNOラジカル量が、従来の「ナノイーX(48兆)」より増加していることを確認。ESR法にて発生装置直後のNOラジカル量を測定(パナソニック調べ)
- ※3 付着カビの抑制時間が「ナノイーX(48兆)」比で1/2。約6畳の試験空間における検証結果
住宅環境の変化とカビ対策の背景
近年は気候変動に伴う高温多湿化や豪雨の増加によって建物でのカビ対策の必要性が高まっています。さらに、省エネルギー化に伴う高断熱・高気密住宅の普及により快適性が向上する一方で、気密性が高い室内では換気不足や湿気の滞留による結露・カビへの対策が求められています(※4)。
カビは建物や家具の劣化を招くだけでなく、室内の空気環境に影響を与える要因の一つとしても対策の必要性が認識されています。
- ※4 快適で健康的な住宅に関する検討会議報告書について(厚生労働省)
従来のナノイーX技術ではカビ細胞膜の損傷がカビ抑制につながると考えられていました。
「ナノイーX(72兆)」の抑制メカニズムを解析した結果、カビ細胞膜の損傷率の増大に加え、カビ抑制成分がカビの生命活動や増殖に関わるタンパク質まで変性させることが新たに確認されました。カビの生命機能をより効果的に低下させ、これらの作用が相乗的に働くことで従来を上回るカビ抑制効果につながっていると考えられています。
パナソニック株式会社は、今後もナノイーX技術の進化を通じて生活空間、移動空間、公共空間などの空気質改善とカビ対策に貢献し、清潔で快適な空間の実現を目指すとしています。
- パナソニック株式会社 ビューティ・パーソナルケア事業部 デバイスビジネスユニット
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本記事はパナソニック株式会社の発表(2026年9月28日付)をもとに作成しています。
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