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英Storyvordが日本市場へ参入 クリエイター支援フェローシップの募集を開始

英国を拠点とする映像テクノロジー企業のStoryvord(ストーリーヴォード、本社:ロンドン)は2026年9月、日本市場への参入を発表するとともに、支援プログラム「Storyvord Japan Creator Fellowship 2026」の応募受付を開始した。本プログラムは、日本を拠点とする映画監督、プロデューサー、脚本家、アニメクリエイターなどを対象とした6カ月間のフェローシップである。選出された20名のフェローには、AI搭載制作プラットフォームへの無償アクセスや実践的な制作サポートが提供される。

Storyvordの通常プランの年間利用料は7,600米ドルであり、今回の第1期生20名全体では総額最大152,000米ドル相当のテクノロジー利用機会に加え、メンタリングや業界サポートが提供される。対象となるのは、開発中、プリプロダクション、または制作初期段階にある映画・テレビ・アニメーションなどの映像プロジェクトを持つクリエイターである。

選出されたフェローには以下の支援が提供される。

  • Storyvordへの6カ月間の無償アクセス
  • 専任のオンボーディングおよびワークフロー設定支援
  • 脚本および企画開発のサポート
  • 予算編成、スケジューリング、制作計画の支援
  • 制作リスクおよび実現可能性の分析
  • 企画開発と制作戦略に関するメンタリング
  • 資金調達および共同製作に向けた準備支援
  • 必要に応じた業界パートナー、投資家、配給会社、資金提供者への紹介
  • Storyvordおよび招待業界専門家によるグループメンタリングセッション
  • Storyvordの日本ショーケースおよびケーススタディ・プログラムへの参加機会

なお、資金調達および配給に関する支援は、プロジェクトの実現可能性向上、戦略立案、適切な業界紹介を目的としたものであり、資金調達や配給の成立を保証するものではないと説明されている。

募集日程と応募方法

プログラムの募集日程および応募先は以下の通りである。

  • 応募開始日:2026年9月27日
  • 応募締切:2026年11月30日、または定員20名に達し次第終了
  • プログラム開始日:2027年1月
  • 応募URL:https://jcf.storyvord.io

AI共同プロデューサーとしてのプラットフォーム機能

Storyvordは、プロデューサー、監督、脚本家、制作チームのためのAI共同プロデューサーを開発する映像テクノロジー企業である。プラットフォームは、脚本分析、制作計画、予算編成、スケジューリング、ストーリーボード作成・プレビジュアライゼーション、制作リスク分析、観客・商業インテリジェンスの領域にわたり、制作管理、インテリジェンス、先見性を統合的に提供する。

AIを制作者の代替とするのではなく、多大な時間と資金が投じられる前に的確な判断を下せるよう支援することを目的としている。自社のアプローチを「Generation(生成)、Intelligence(理解)、Foresight(先見)」という3段階の進化として説明しており、プラットフォームを「AIフィルムメーカー」ではなく「AI共同プロデューサー」と位置づけている。

Japan Creator Fellowshipは日本市場への正式な参入を示すとともに、参加クリエイターから直接学びを得ながら日本市場向け機能を拡張していく共同プロダクト開発の取り組みでもある。同社は日本の制作会社、アニメスタジオ、映像関連団体、大学、投資家との関係構築を進めており、6カ月間のプログラム終了時には「Japan Creator Showcase」の開催も検討している。

創業者ガウラヴ・シャルマ氏の経歴

Storyvordは、国際的な映像制作者かつディープテック起業家であるガウラヴ・シャルマ氏によって設立された。同氏は15年以上のキャリアの中で35カ国以上、200件を超える作品制作に携わり、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(Furious 7)や『ザ・クラウン』(The Crown)など大型国際プロジェクトに関連する経験を持つ。

シャルマ氏は「日本は、ビジュアルストーリーテリングやアニメーション、制作技術において世界でも屈指の伝統を持つ国です」と述べており、日本の映像制作者とともに歩みながら現地の制作現場を理解し、創造的・実務的な現実に寄り添うテクノロジーを構築していきたい考えを示している。

本記事はStoryvordの発表をもとに作成。

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