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足立美術館が2027年度の特別展スケジュールを発表 文展120年記念展など4展開催へ

島根県安来市の足立美術館(館長:足立隆則)は、2026年9月25日、2027年度に開催する4つの特別展のスケジュールを発表した。文展創設120年にちなむ春季特別展を皮切りに、四季のうつろいに合わせたテーマで近代日本画を紹介する。同館は創設以来「日本庭園と日本画の調和」を基本方針としており、季節ごとに変化する庭園とともに日本画の魅力が発信される予定だ。

本館大展示室で開催される4つの特別展

本館の大展示室では、年間を通じて以下の4つの特別展が順次開催される。

  • 春季特別展「文展120年 美を紡ぐ 官展の日本画家たち」

会期:2027年3月1日(月)~5月31日(月) 展示数:30点 我が国初の政府主催の美術展覧会(官展)として1907年(明治40)に発足した文部省美術展覧会(文展)の創設120年を記念し、文展から日展にかけて活躍した近代日本画家の名作を紹介する。主な出品作品には、竹内栖鳳「爐邊」「五月晴」、川合玉堂「夕月夜」、横山大観「漁夫」、上村松園「牡丹雪」、橋本関雪「遅日」「夏夕」、伊東深水「夢多き頃」、落合朗風「洛外風趣」が並ぶ。

  • 夏季特別展「感じる日本画 画家が追い求めたカタチのないもの」

会期:2027年6月1日(火)~8月30日(月) 展示数:37点 温度や匂い、音、空気感など、目には見えないものを表現した情趣あふれる日本画を展示する。主な出品作品は、横山大観「曳船」「春風秋雨」、竹内栖鳳「潮沙和暖」、上村松園「娘深雪」、川合玉堂「雪降る日」、西山翠嶂「幽春」、小林古径「楊貴妃」、前田青邨「知盛幻生」、川端龍子「水煙」、榊原紫峰「竹林叭々鳥」など。

  • 秋季特別展「ターニングポイント 画家たちが拓いた美の世界」

会期:2027年8月31日(火)~11月30日(火) 展示数:34点 画家の節目となった出世作や代表作、話題作など、転機となった作品を中心に関連作品を含めて公開する。主な出品作品は、横山大観「無我」、竹内栖鳳「獅子」「江南春寺静」、山元春挙「瑞祥」、菱田春草「猫梅」、川合玉堂「春雨」、安田靫彦「王昭君」、橋本関雪「玄猿図」、川端龍子「愛染」、榊原紫峰「青梅」など。

  • 冬季特別展「名画のひととき 日本画で表す時のうつろい」

会期:2027年12月1日(水)~2028年2月29日(火) 展示数:33点 時間の経過、季節の変化、時代の流れといった「時」のうつろいをとらえた作品を特集する。主な出品作品は、竹内栖鳳「雨霽」、上村松園「待月」、川合玉堂「鵜飼」、山元春挙「奥山の春図」、菱田春草「春宵」、西村五雲「寒梅」、橋本関雪「唐犬図」、土田麦僊「黄蜀葵」、川端龍子「獻華」、榊原紫峰「白鷺図」など。

新館と魯山人館の展示

新館では「現代日本画名品選」と題して、院展同人の代表作や足立美術館賞・春の足立美術館賞の受賞作、若手作家の作品などを含む現代日本画コレクションを以下の3期に分けて紹介する。

  • Ⅰ:2027年3月12日(金)~6月6日(日)
  • Ⅱ:2027年6月23日(水)~10月25日(月)
  • Ⅲ:2027年11月20日(土)~2028年3月中旬

魯山人館では、美食を追求し食の空間を芸術へと高めた北大路魯山人(1883~1959)の陶芸、書、篆刻、絵画など約500点の所蔵作品の中から、常時約120点を紹介する。

足立美術館の利用案内

足立美術館は、安来市出身の実業家・足立全康が収集したコレクションをもとに1970年に開館した。日本画、陶芸、童画、漆芸、木彫など総数2000点のコレクションを有し、建物を囲む5万坪の日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌『数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』の2025年日本庭園ランキングで「23年連続日本一」、フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』(改訂第6版/2021年)で山陰唯一の「三つ星」と評価されている。

施設および開館の基本情報は以下の通り。

  • 所在地:〒692-0064 島根県安来市古川町320
  • TEL:0854-28-7111 / FAX:0854-28-6733
  • 開館時間:4月~9月は9:00~17:30、10月~3月は9:00~17:00
  • 休館日:年中無休(新館のみ展示替えのため2027年の3/10、3/11、6/7~6/10、6/21、6/22、10/26~10/29、11/18、11/19は休館)
  • 交通:JR安来駅より無料シャトルバス運行、山陰道 安来ICより車で10分(無料駐車場あり)
  • 入館料:大人 2,500円/大学生 2,000円/高校生 1,000円/小・中学生 500円(公立学校が休校日となる土曜日は小中高生の入館料無料・要学生証提示。本料金で本館特別展、日本庭園、魯山人館、新館などすべて観覧可能)
  • 公式ウェブサイト:https://www.adachi-museum.or.jp/

本記事は足立美術館の発表をもとに作成。

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