リングローがリユースPCの不具合部位を分析 最多はバッテリーの168件
リングロー株式会社は、不具合の確認や対応のために自社の生産現場へ送付されたリユースPC861件の社内記録を分析し、不具合部位の内訳を公表しました。集計の結果、最も多く記録された部位はバッテリーの168件となり、上位4部位で不具合記録全体の52.0%を占めることが明らかになりました。中古PCに関する不具合部位の公開情報が限られているなか、購入や導入を検討する際の判断材料として提供することを目指しています。
最多はバッテリーで168件、上位4部位が過半数を占める
2026年1月1日から9月14日までにリングローの生産現場へ送付されたリユースPC861件(不具合の記録は延べ837件)を集計したところ、部位別で最も多かったのはバッテリーの168件(受付件数に対する割合は19.5%)でした。

次いでマザーボードが102件(同11.8%)、液晶が86件(同10.0%)、キーボードが79件(同9.2%)となり、これら上位4部位の合計は435件で、不具合の記録837件の52.0%を占めました。そのほかの内訳は以下の通りです。
- 5位:ストレージ(45件)
- 5位:OS(45件)
- 7位:本体の破損(43件)
- 8位:ACアダプター(40件)
- 部位を特定しない「その他」(75件)
- 検証時に症状を再現できなかったもの(57件)
- 9位以下の部位(合計97件)
最多となったバッテリーは使用に伴い劣化する消耗部品であり、状態によっては部品交換で本体を継続使用できる場合があります。同社は、不具合の発生だけでなく「どの部位に問題があるのか」「交換や修理で使い続けられるのか」を確認することが重要だとしています。なお、今回の集計は中古PCの壊れやすさを評価するものではなく、発生した不具合の記録部位を可視化したものです。
不具合部位の公開背景と法人調査の動向
同社が運営するパソコンの困りごと解決情報サイト「@ringlog(リングログ)」では、約11年間で最も読まれた上位10記事がすべて設定・操作・使い方に関する内容でした。日常の困りごとの多くが設定確認で解決する一方、実際の不具合発生時に部位を特定する情報は限られています。
また、同社が2026年7月に実施した「法人PC調達実態調査」(有効回答数300名)によると、現在リユースPCを利用していない、または導入に不安を感じる回答者113名のうち、45.1%が「故障しやすさや保証条件に不安がある」と答え、導入をためらう最大の理由となっていました。さらに、同調査では回答者の77.7%がPC価格の上昇を実感していると回答しています。新品と中古を同条件で比較できる国内の近年の実測データが公表情報として乏しいなか、起こり得る問題と対応策を事前に知るための判断材料として今回のデータを公開したとしています。
今後の取り組みと企業情報
リングローでは販売前に個体検査と再整備を行い、無期限の本体保証付きリユースPC「R∞PC(アールピーシー)」を展開しています。今後は部位別データに加え、各不具合への実際の対応内容や時期ごとの傾向についても分析を進める予定です。
リングロー株式会社の概要は以下の通りです。
- 名称:リングロー株式会社
- 代表取締役:碇敏之
- 本社所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-8-8 THE CORNER池袋4階
- 事業内容:リユースPCの販売・修理・買取
- URL:https://www.ringrow.co.jp/

本記事はリングロー株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



