湘南アイパークの4事業が厚労省の創薬クラスターキャンパス整備事業に採択
アイパークインスティチュート株式会社は、厚生労働省による令和8・9年度の革新的医薬品等実用化支援基金内、創薬クラスターキャンパス整備事業の補助対象として、湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)の申請4事業が採択されたことを発表しました。前回採択時は単年度基金でしたが、2回目となる今回は複数年度にわたる支援に更新されています。世界的な創薬競争が激化するなか、同社は本事業を通じて創薬エコシステムの成長を加速させ、日本の創薬力強化への貢献を目指します。
10年後を見据えた拠点形成の方向性
湘南アイパークは、創薬に必要な人材、情報、インフラが集積する世界水準のイノベーション拠点を10年後の姿として掲げています。最先端の共用機器を継続的に更新し、誰もがAI創薬基盤を活用できる研究開発環境の整備を進める方針です。
世界中からスタートアップ、投資家、企業が集まるアジアを代表する創薬エコシステムの形成に加え、地域住民との共創を通じてリアルワールドデータを源流としたイノベーションを地域に還元するモデルの実現も目指しています。
アイパークインスティチュート株式会社の代表取締役社長である藤本利夫は、今回の公的支援を活用して多様な人材や技術をつなぎ、創薬エコシステムの発展を加速させるとともに、湘南から世界へ新たな創薬の可能性を広げていく旨のコメントを出しています。
採択された4事業の具体的な取り組み


今回採択された事業は、研究環境の整備からスタートアップ支援、地域連携まで多岐にわたります。


- 入居者のニーズに即した共用機器整備
入居企業が世界水準の研究基盤にアクセスできる環境を継続提供し、スタートアップやアカデミアの研究立ち上げおよび事業化のスピードを促進します。
- アジアを代表するスタートアップ拠点構築
国内外のアカデミアと製薬企業のマッチングを支援する「iNexS」、有望スタートアップを選抜する「イノベーションタイガー」、グローバル投資家との接点を創出する「Shonan Health Innovation Conference(SHIC)」の規模拡大を図ります。
- 世界と戦える創薬基盤整備を目指したAI創薬拠点の構築
フラッグシップイベントやテーマ別勉強会などを開催し、企業、製薬企業、大学、行政などの多様なプレイヤーがつながるコミュニティを育てます。


- 「創薬エコシステムのまち」形成
住民が創薬やデータ利活用に参加できるよう、自身の健康・医療データを管理するPHR(個人健康記録)とEHR(電子健康記録)を接続したサービス”PEP”の開発・普及を支援します。
湘南アイパークと運営会社の概要
湘南アイパークは、2018年4月に武田薬品工業株式会社が自社研究所を外部に開放して誕生した製薬企業発サイエンスパークです。現在は産業ファンド投資法人(IIF)、武田薬品工業株式会社、三菱商事株式会社を主要株主として2023年4月に事業を開始したアイパークインスティチュート株式会社(本社:神奈川県藤沢市)が運営を担っています。
施設には約220社の製薬企業、次世代医療、細胞農業、AI、行政などの企業・団体が集積しており、約3500人(2026年8月現在)がライフサイエンスエコシステムを形成しています。
本記事はアイパークインスティチュート株式会社の発表をもとに作成されています。
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