うさぎの喘ギが新作なみだ、となりを2026年12月に京都で上演へ
関西を拠点に活動する劇団「うさぎの喘ギ」(主宰:泉宗良)は、2026年12月25日(金)から27日(日)まで、ロームシアター京都 ノースホールにて第12回公演『なみだ、となり』を上演します。代表作『いみいみ』で第23回AAF戯曲賞大賞を受賞後、初となる書き下ろし新作公演となります。ロームシアター京都×京都芸術センター U35創造支援プログラム“KIPPU”の一環として制作され、チケットは先行発売が2026年9月20日(日)、一般発売が9月27日(日)から開始されます。
他者との応答可能性と実感の喪失を問う新作
本作は、作家自身の亡くなった祖父との経験を出発点に、他者への無関心が広がる現代社会を問い直す演劇作品です。舞台上で睡眠を行うレクチャーパフォーマンス『睡眠のパフォーマンス(実演)』の創作経験を生かし、舞台上で祖父のことを考えながら眠りにつく主人公の姿が、病床の祖父と重なっていくという演出に挑戦します。
また、メタファー(隠喩)とメトニミー(換喩)の違いに着目し、その両方を意識的に用いることで、観客が分断を再び「私たちの課題」として捉え直す契機を生み、新たな対話を拓くことを目指しています。
作・演出を手がける泉宗良は、本作で描く最もミニマルで個人的な「実感の喪失」が、分断の激化する世界で「他者への実感」を取り戻すヒントになることを期待していると述べています。
本公演は、若手アーティストの発掘と育成を目的に、ロームシアター京都と京都芸術センターが協働して行う創作支援プログラム“KIPPU”の一環として制作されます。
同プログラムでは、京都芸術センター 制作室での創作機会と、ロームシアター京都ノースホールでの公演機会を提供することで、作品サイズや活動フィールドの拡大等に挑戦するアーティストを支援しています。
公演情報と鑑賞サポート
公演の詳細は以下の通りです。
- 会期:2026年12月25日(金)〜27日(日)
- 日程:12月25日(金) 19:30、12月26日(土) 13:00★/17:00、12月27日(日) 13:00/16:30(★はアフタートーク実施、未就学児は入場不可)
- 会場:ロームシアター京都 ノースホール
- 作・演出:泉宗良
- 出演:黒木陽子、蛭田絵里香、保井岳太、吉田凪詐
- 料金:一般(前売)3,500円/学生(前売)2,500円(要証明)※当日券は各+500円、全席自由
- 先行発売:2026年9月20日(日)※対象会員向け、一般前売3,150円
- 一般発売:2026年9月27日(日)
- 主催:うさぎの喘ギ
- 共催:ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都市
鑑賞サポートとして、ヒアリングループの専用受信機の利用(座席位置・台数に限りあり)や車椅子席が用意されているほか、12月26日(土)13:00公演では託児サービスも実施されます。
劇団「うさぎの喘ギ」について
うさぎの喘ギは2017年に旗揚げし、関西を中心に活動する劇団です。「現代人の実感の喪失」をテーマに、実験的・前衛的でありながらノスタルジックな作品の創作・発表を行っています。
近年の主な作品には、第23回AAF戯曲賞大賞を受賞し各地で再演を重ねる『いみいみ』のほか、シェイクスピア作品を上演時間短縮の挑戦になぞらえた『演劇RTA ハムレット』、資本主義社会のありようを浮かび上がらせた『睡眠のパフォーマンス(実演)』などがあります。
本記事はうさぎの喘ギの発表をもとに作成しました。
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