ヨシハラ機工 岡山市に流動化処理土プラント建設 2026年度中に稼働へ
産業廃棄物処理およびリサイクル事業を手がける株式会社ヨシハラ機工(代表取締役:吉原 正)は、岡山市北区長野地内において、流動化処理土「スラソル」の製造プラントの建設を進めている。工事で発生する建設発生土を再資源化し、埋戻し材や充填材として地域の建設現場へ供給する計画で、2026年度中(2027年3月末まで)の稼働開始を予定している。

建設発生土の再生利用による環境負荷の低減
建設工事に伴って発生する建設発生土は、受入地の逼迫や長距離運搬に伴う輸送コスト、CO 2 排出、不適正な盛土に起因する災害リスクへの関心の高まりを背景に、地域内で材料として使い切る仕組みが求められている。
新プラントでは、受入基準に適合した建設発生土を原料として受け入れ、地盤材料へと再生する。これにより、天然砂や良質土などの新規資源採取を抑制するとともに、遠隔地への搬出量を削減し、資源循環と輸送に伴うCO 2 排出の削減に貢献する。

狭あい部でも締固め不要で発生土そのものを削減
スラソルは、発生土に水と固化材を加えて流動性を持たせた地盤材料で、締固め(転圧)を行うことなく隅々まで充填でき、硬化後は所定の強度を発現する。
流し込むだけで充填できるため、締固め機械用の作業スペースを見込んで掘削幅を広げる必要がなく、掘削幅を必要最小限に抑えることが可能となる。これにより、掘り出す建設発生土の発生量そのものを減らし、場外への搬出土量と埋め戻し材料の量の双方を圧縮できる。住宅密集地や既設構造物に近接した現場、狭い道路下の管路工事など、掘削スペースに制約のある工事ほど効果が大きくなるとしている(効果は現場条件により異なる)。
岡山市中心部から車で約30分の立地と品質管理

建設地は岡山市北区長野地内で、岡山市中心部から車で約30分の距離に位置する。発生土の搬入と製品の搬出を短距離で完結させることで、運搬コストやドライバーの拘束時間、輸送に伴うCO 2 排出を抑え、当日出荷にも柔軟に対応する方針だ。
品質面では、原料土の粒度や配合、製品のフロー値などを管理し、発注者の仕様に応じた強度設計に対応する。用途に応じて一軸圧縮強度やフロー値を調整し、配合試験・品質試験成績書を添えて出荷する体制を整える。
今後のスケジュール
株式会社ヨシハラ機工は現在プラント建設を進めており、稼働に先立ち、2027年2月頃より受入・供給に関する相談の受付を開始する予定としている。

本記事は株式会社ヨシハラ機工の発表をもとに作成されています。


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