LUNA SEA、ヤマハの「ライブ真空パック」アンバサダーに

ヤマハ株式会社は、日本の代表的なロックバンドであるLUNA SEAと「ライブの真空パック」をコンセプトにしたアンバサダー契約を結んだ。ヤマハは2017年よりライブやコンサートの体験を音楽・文化資産として保存することを目指し、「Real Sound Viewing」や「Distance Viewing」などの技術研究・事業開発に取り組んでいる。

「Real Sound Viewing」は、アーティストのパフォーマンスをデジタル化して正確に記録し、楽器の生音による演奏を忠実に再現するシステムだ。今回、エレキギター、エレキベースでの演奏再現、およびドラム演奏の再現力の向上を実現した。エレキギター、エレキベースの演奏再現には、音質の変化や劣化がなく、演奏者の繊細なニュアンスをリアルに伝える新たな「リアンプシステム」を開発。ドラム演奏の再現には、ペダルワークを含む演奏データの記録と再現、ロックドラムも再現するハイパワーシステムを新開発した。

エレキギター・エレキベース 音声再現の仕組み(従来のリアンプ)
エレキギター・エレキベース 音声再現の仕組み(新開発のリアンプ)
「リアンプシステム」プロトタイプ一式
(ダイレクトボックス、リアンプボックス、オーディオインターフェース)
※オーディオインターフェースは現行製品を使用
ドラム演奏 再現のイメージ
ドラム再現システム プロトタイプ一式

LUNA SEAは結成35周年を迎え、圧倒的な音楽性と重厚なサウンド、ダイナミックなステージでファンを魅了し続けている。ヤマハはLUNA SEAと連携し、最新技術を用いてLUNA SEAのライブ体験の保存、再現の機会を創出していく。また、ライブ、コンサート市場に付加価値を創出するとともに、それぞれの技術を段階的に市場投入し、さまざまな領域でのニーズの開拓と新たな価値創造に取り組んでいく方針だ。