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ヘッドウォータース、Teams会議や資料からAIエージェント構築の新サービス開始

株式会社ヘッドウォータースは、Microsoft Teams会議や業務資料に含まれる人の判断、経験則、業務手順、例外対応を取り出し、企業固有のAIエージェントへつなぐ「SyncLect Agent Garden」の提供を開始しました。日々の会議や既存資料からオントロジー(業務の意味モデル)の候補を生成し、業務担当者が内容を選択・補完・検証することでAIが利用できる「仕事の型」へ仕立てます。現行の仕様では業務知識や手順、システム指示文などを出力し、Microsoft 365 Copilot Agent BuilderでのAIエージェント作成に利用できます。

開発の背景と業務知識抽出の課題

生成AIの活用が作業支援から自律的に判断して進めるAIエージェントへと広がる中、Microsoftの「2025 Work Trend Index」によると、経営層の81%が今後12~18カ月以内にAIエージェントを自社のAI戦略へ一定以上組み込むと回答しています。

企業固有のAIエージェントを展開するには、業務マニュアルの登録だけでなく、実際の現場で行われている判断基準や例外対応といった業務知識を教える必要があります。しかし、業務担当者が自らの経験則をAIが実行可能な形へ言語化することは容易ではありません。従来行われてきた専門人材による個別ヒアリングでは、多数のAIエージェントを開発・更新する際の期間やコストが課題となっていました。また、Teams会議ではリスクや品質基準がすり合わされているものの、決定事項の記録にとどまり、判断の過程が再利用可能な資産として残りにくい現状がありました。

SyncLect Agent Gardenは、Teams会議の録画やトランスクリプト、Word、PDF、PowerPoint、Excel、CSV、Markdownなどの業務資料、AIインタビューから判断基準や手順、利用データなどを抽出し、意味モデルの候補を整理します。主な特長は以下の3点です。

  • 会議・資料から「仕事の型」の候補を発見:標準ルールや実際の判断、経験則、例外対応、判断根拠を抽出します。
  • AIと業務担当者の協働で意味モデルを整備:AIが提示した候補や追加質問に対し、業務担当者が選択・補完することで、実務に即した意味モデルを構築します。
  • 回答を試しながら継続的に改善:想定質問への回答や手順への準拠を検証し、新たな会議や資料、業務変更を反映してAIエージェントを更新します。

本サービスはマイクロサービスの考え方に基づいて構成されており、提供当初はFDEおよび「SyncLect Data Intelligence(SDI)」と組み合わせて顧客企業のMicrosoft AzureおよびMicrosoft 365環境を中心に導入されます。さらに、MicrosoftやDatabricksのデータ・AI基盤とも連携が可能です。

業種・業務別の展開と今後の展望

各業種における具体的な活用例として、以下のような展開が想定されています。

  • 保険・金融業務:業務規程やFAQ、会議から受付判断、必要書類、例外条件などを整理し、顧客対応や審査判断を支援
  • 営業業務:会議や営業資料から質問順序、課題確認手法、提案の組み立てを抽出し、商談準備やノウハウ共有を支援
  • 製造業の品質管理:品質会議や手順書、過去事例から原因仮説や判断基準を整理し、品質トラブルへの初動と判断の再現性を向上

ヘッドウォータースは今後、導入案件を通じて得られた共通機能や業種別の意味モデル、テンプレートを再利用可能なアセットとして蓄積し、ライセンス型での提供も視野に事業を展開する方針です。機能面では元発言への根拠追跡や版管理・承認、回答品質評価などの高度化を進め、人とAIエージェントが協働する企業の標準アーキテクチャ「Agentic Company OS」の実現を目指すとしています。

株式会社ヘッドウォータース 概要

  • 所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
  • 代表者:代表取締役 篠田 庸介
  • 設立:2005年11月
  • URL:https://www.headwaters.co.jp/

本記事は株式会社ヘッドウォータースの発表をもとに作成されています。

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