岡山大学総合技術部が第89回医学系技術課 鹿田研修会を開催 業務共有と技術向上図る
国立大学法人岡山大学の技術統括監理本部を構成する総合技術部は、鹿田キャンパスの基礎医学棟での対面とオンライン聴講のハイブリッド形式で「第89回医学系技術課 鹿田研修会」を開催しました。本研修会は、鹿田キャンパス勤務の技術職員が業務内容や専門分野の情報を共有し、日々の問題解決や職員間の相互理解、組織の活性化を促すことを目的として実施されました。また、昨年度の医学部技術部運営費を利用した出張の報告も行われました。
研究基盤の高度化と人材育成の重要性を強調
開会にあたり、総合技術部本部長の佐藤法仁副理事(研究・産学共創統括担当)・副学長・上級URAがあいさつに立ちました。『INSIGHT(産業・科学革新人材事業)』や『EPOCH(先端研究基盤刷新事業)』といった大型機関申請事業が進む状況に触れ、特に技術職員にとってEPOCHとの関わりが重要であると指摘しました。同大学だけでなく日本全体の研究基盤を永続的に支え発展させるために絶え間ない変革と高度化が必要であるとした上で、変革を進めて組織に結果を残すための人材育成ルートをともに組んでいきたいと述べました。



4人の技術職員が担当業務と出張成果を報告
研修会では「技術職員の担当業務紹介、出張報告」をテーマに、鹿田キャンパスの技術職員4人が登壇しました。
- 山下範之技術専門職員(医療教育センター):「医療教育センター他、業務紹介」
- 浦田晴生技術専門職員(共同実験室):「走査電子顕微鏡について」
- 亀岡俊也技術専門職員(人体構成学):「献体実務担当者研修会・解剖組織技術研究会(出張報告)」
- 楢崎正博課長:「認定一級解剖組織技術士について 日本解剖学会(出張報告)」
発表後の質疑応答では、業務の合理化に向けたAIやDXの活用技術、VRによる技術継承への応用といった最新技術に関する話題のほか、透過型電子顕微鏡の撮影時間や元素分析の波形データに関する質問など、多岐にわたる意見交換が行われました。



組織力向上と今後の専門人材育成に向けた取り組み
閉会にあたり田村義彦部長があいさつし、技術の研鑽を重ねる参加者をたたえるとともに、チームの力を高めるには個の力向上が不可欠であるとして、情報共有と新技術の活用による研究教育の効率向上を呼びかけました。
岡山大学総合技術部は、学内技術職員の連携強化や研修プログラムによるスキルアップを進めています。2022年度からは東京科学大学(旧 東京工業大学)の高度技術職員養成の取り組みである「TCカレッジ」に参画し、サテライト校として2023年度より「医工系コース」を開講するなど、高度専門人材の育成を推進しています。同大学は「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の採択大学として、技術職員とともに研究・教育・臨床活動などの取り組みを強化していくとしています。
本記事は国立大学法人岡山大学の発表をもとに作成しました。



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