日本医療政策機構、高齢者施設でのAMR対策を考えるセミナーを10月27日開催へ
特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、2026年10月27日(火)に高齢者施設等における感染症対策をテーマとしたオンラインセミナーを開催する。セミナーには広島大学病院 感染症科 教授の大毛 宏喜氏が登壇し、薬剤耐性(AMR: Antimicrobial Resistance)対策に立脚した感染症対策の在り方や政策的介入について講演する。参加費は無料で、定員は500名となっている。
超高齢社会におけるAMR対策の現状と課題
国連が毎年10月1日を「国際高齢者デー(International Day of Older Persons)」と定めるなか、日本は2040年に高齢化率が35%に達すると予測されている。加齢に伴う免疫力の低下や複数の疾患を併せ持つ高齢者人口の増加により社会全体の感染症に対する脆弱性が高まっており、AMRの拡大が課題となっている。
国内では薬剤耐性菌による新規感染症患者の約70%を70歳以上の高齢者層が占めており、国際社会においても2050年までに高齢者層のAMR関連死亡が約146%増加すると推計されている。一方、高齢者施設等は経営形態や運営方針が多様であり、隔離対策が難しい施設設計や常勤医師・看護職員の少なさ、認知機能が低下した入所者・入居者への対応など、医療機関とは異なる特性を有していることから、組織的・体系的な対策が容易ではないとされている。
セミナーでは、感染症診療や感染制御の第一線で活動する大毛 宏喜氏を招き、健康長寿社会の実現に向けた高齢者施設等における感染症対策の在り方を整理するとともに、現状の課題を克服するために必要な政策的介入について幅広く講演が行われる。
大毛 宏喜氏は1991年に広島大学医学部を卒業し博士(医学)を取得後、広島大学第一外科医員、倉敷中央病院心臓血管外科、国立大田病院外科等での勤務を経て、2002年から2004年まで米国ミネソタ大学大腸外科にてリサーチフェローとして研究に従事した。帰国後は広島大学病院講師を経て2010年より同病院教授を務めている。専門は感染症学、消化器外科学で、日本感染症学会指導医、日本外科学会指導医、日本感染症学会理事、日本化学療法学会理事などを務めている。
開催概要
セミナーの詳細は以下の通り。
- 日時:2026年10月27日(火)18:30-19:45
- 形式:オンライン(Zoomウェビナー)
- 登壇者:大毛 宏喜 氏(広島大学病院 感染症科 教授)
- 言語:日本語
- 参加費:無料
- 定員:500名
日本医療政策機構について
特定非営利活動法人 日本医療政策機構(所在地:東京都港区、代表理事:乗竹 亮治、URL: https://hgpi.org/ )は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンク。市民主体の医療政策実現を目指し、女性の健康、がん対策、認知症、薬剤耐性、再生医療、グローバルヘルスなどのテーマを政策課題として提示してきたとしている。
本記事は特定非営利活動法人 日本医療政策機構の発表をもとに作成しています。

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