Dellows News

熊本地震のインバウンド影響をPaykeが分析 8月熊本半減も9月前半に回復へ

訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke」を運営する株式会社Payke(本社:沖縄県那覇市、代表取締役CEO:古田奎輔)は、2026年7月28日の熊本地震が九州のインバウンドに与えた影響を、都道府県別・週単位で分析した結果を発表しました。分析によると、影響は熊本県に集中しており、九州7県全体では8月も前年比 +20%となった一方で、熊本県は8月に推計訪日外国人数が減少しました。その後、9月前半には地震前の7割強まで回復が進んでいると予測されています(Payke アプリの数字を前提とした予測値)。

熊本県への影響と九州他県の動向

今回の地震によるインバウンドへの影響は熊本県に集中しており、福岡県や大分県などは8月も高い伸びを示しました。日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数データによると全国は −9.6%でしたが、九州7県は8月も前年比 +20%を記録しています。

一方の熊本県は、例年7月より増える8月において、2026年は7月比 −52%となりました。九州の他県並みに伸びていた場合の水準と比較すると、8月は 44%、9月前半は 74%(予測値)となっています。週単位の指数(地震前4週=100)では、9月前半に地震前の 76 まで回復していると予測されています。

国籍別の減少と市場ごとの回復スピード

訪日外国人を国籍別に見ると、熊本県で減少したのは台湾・韓国・香港でした。なお、全国ではこの3市場とも8月として過去最高を記録しています。熊本の訪日客の約6割を占める台湾は −29%(全国 +7.3%)となりました。中国の減少については中国政府の訪日規制によるもので、地震とは無関係としています。

国籍別の戻り(地震前=100・同じ国籍の全体の動きを除く)では、韓国は回復済み、台湾は回復途上にある一方、香港は戻りが鈍い状況です。香港市場について同社は、2025年夏の「日本で大災害」という漫画発の噂でも最も減少し(JNTO:2025年6〜7月に3割超減)、今回も最大の減少で戻りも最も鈍いことから、「安全に旅行できる」という情報発信が回復の鍵になるとしています。

熊本県内のエリア別状況

熊本県内のエリア別(8月前年同月比)では、落ち込みが熊本市の中心市街地に集中しました。熊本市全体で −54%、中央区で −52%となったのに対し、阿蘇エリアは −17%にとどまりました。

調査の概要

  • データ:Payke アプリの商品バーコード読み取り記録(国籍・都道府県・市区町村別)/日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数」(https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/)
  • 確定値(JNTO 連動):2025年1月〜2026年8月。JNTO が公表した国籍別の訪日外客数を参照して拡大集計した値
  • 予測値(Payke 速報):2026年9月(9月13日まで)。JNTO の9月分が未公表のため、Payke アプリの数字を前提に予測した値(JNTO 公表後に確定値へ置き換え)
  • 推計訪日外国人数:アプリで商品バーコードを読み取った人数を、国籍別の訪日外客数に合わせて拡大推計した「その県を訪れて買い物をした外国人旅行者の推計人数」(県ごとに数えるため、県をまたいだ合計は入国者数より大きくなる)
  • 週次の指数:地震前4週(6/29〜7/20)の平均=100。Payke 全体の利用者数の増減を除いた、その県だけの変化
  • 備考:県別の数値は Payke の推計値であり、公的統計とは定義が異なる

本記事は株式会社Paykeの発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間