YGG Japan、SONYのブロックチェーン上でゲーム特化L3「YAIBA」開発へ

YGG Japanは、SONYグループのSony Block Solutions Labs Pte. Ltd,が開発するブロックチェーン「Soneium」において、ゲームに特化したレイヤー3プロジェクト「YAIBA」の開発を発表した。YAIBAはゲーム制作者がWeb3ゲームを作るためのソリューションをワンストップで提供し、Web3ゲームの更なる普及を目指す。

SONYグループは、プレイステーション事業などのエンターテイメントサービスを通じて独自のエコシステムを構築し、国内外のゲームシーンにおいて欠かすことのできない存在となっている。このエコシステムはプレイヤーやデベロッパー、そして業界全体に深く浸透し、強力な影響力を持っている。

YGG JapanはWeb3ゲームの普及を加速するため、SoneiumにおいてSONYグループのエコシステムのプレイヤーを巻き込むゲーム特化レイヤー3の開発を開始した。YAIBAはゲーム領域に特化したトランザクションを担うことで、Soneiumエコシステムのスケーラビリティ向上に大きく貢献する。

さらに、YAIBAはインフラの提供にとどまらず、ゲーム開発SDKなどWeb3ゲーム制作に必要なソリューションを提供し、世界中のゲーム制作者がスムーズにWeb3ゲーム制作へ移行できる環境を整備していく。

YAIBA L3は、トークンを発行するフルスペックWeb3ゲーム開発環境のみならず、ソーシャルゲームにブロックチェーンの利点を部分付与するような機能も提供予定だ。具体的には、ゲームIPに関連するFT(ファンジブルトークン)やNFT(ノンファンジブルトークン)の発行、既存のプラットフォームで開発されたゲームをWeb3対応に変換するためのSDK、トランザクションのリアルタイム同期システム、Solidity以外のプログラミング言語でもスマートコントラクトを作成できるモジュールなどを提供する。

Soneiumは、Sony Block Solutions Labs Pte. Ltd,が開発するブロックチェーンで、参加者を限定せず誰もが参加できるオープンなネットワークを持つ。Web3の基盤インフラであるブロックチェーンを開発することで、部分的なサービス提供に終結せず、インフラからアプリケーションレイヤーまで包括的にWeb3ソリューションを提供することが可能となる。

YGG Japanは、世界最大のWeb3ゲーミングギルド「Yield Guild Games(YGG)」グループ日本リージョンのSub-DAOで、日本国内におけるWeb3ゲームの普及と、日本の優れたIPを使ったWeb3ゲームのグローバルでの拡大を目指している。