Shureが音響監視ソフトWAVETOOL 4発表 最大192chやリプレイ対応
Shureは、プロフェッショナル向けオーディオモニタリングソフトウェアの最新バージョンとなる「WAVETOOL 4」を発表した。劇場、ライブ音響、放送などの現場向けに設計されており、ライブオーディオをリアルタイムでモニタリングしながら、必要に応じて過去の音声を再生して状態や内容を確認できる。音声の直接モニタリングやインスタントリプレイ、チームコラボレーションを組み合わせ、迅速な問題特定と対処を可能にする。
現代の音響現場に合わせたワークフロー
従来のレベルメーター目視確認を中心としたツールとは異なり、WAVETOOL 4はライブオーディオチャンネルの音声を直接聴きながら、有線およびワイヤレスを含む音声ソースの状況を把握できる。音声モニタリング、リプレイ、アラート、コミュニケーションをひとつのシステムに統合し、チーム全体で同じ情報を参照しながら状況確認や対処が行える環境を提供する。
ロンドンのNational TheatreでHead of Sound & Videoを務めるDominic Bilkey(ドミニク・ビルキー)氏は、「WAVETOOLは、私たちのプロダクションにおけるモニタリング方法を根本から変えました」と評価している。また、Burna BoyのFOHエンジニアを務めるConnor Duckworth(コナー・ダックワース)氏やSolotechでSystem Engineer & Crew Chiefを務めるAlexandre Dugas(アレクサンドレ・デュガス)氏も、現場での問題可視化や確実な状況把握に役立っているとしている。
WAVETOOL 4の主な機能強化
新バージョンでは、リスニングを重視した設計思想を継承しつつ、大規模や複雑なプロダクションに対応する機能が拡充された。
- Global Instant Replay: すべてのチャンネルの音声を最大30分前までさかのぼって再生可能
- チャンネル拡張: 最大192チャンネル、8ユーザーの同時利用に対応
- 画面のカスタマイズ: 表示の拡大・縮小、チャンネルサイズ変更、優先チャンネルの配置調整が可能
- マイクトラブル検出: マイクの問題を発生時に検出し、演出上想定される音を識別して誤検出を抑制
- コミュニケーション機能: チャット、画像共有、リアクション、音声メッセージをモニタリングワークフロー内に統合
運用の幅を広げるライセンス体系
運用の形態に合わせてサブスクリプションライセンスと永続ライセンスが用意されており、ライセンスはShureCloudで一元管理できる。ツアーやプロジェクト単位での利用から長期運用の常設設備まで対応し、ソフトウェアを体験できる30日間の無料トライアルも提供されている。詳細は公式ページ(www.shure.com/wavetool)で確認できる。
Shureについて
米国イリノイ州ナイルズ(Niles)に本社を置くShure Incorporatedは、1925年に設立されたオーディオ機器メーカーである。マイクロホン、ワイヤレスマイクシステム、インイヤーモニター、イヤホン/ヘッドホン、会議システムなどを展開し、米国、ヨーロッパ・中東・アフリカ、アジアに30以上の製造施設と販売拠点を有している。日本法人はシュア・ジャパン株式会社(Shure Japan Limited)が担っている。
本記事はShureの発表をもとに作成
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