TGESとバルチラ社、オフグリッド型データセンター向け電源の技術評価で覚書締結
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(TGES)は、フィンランドのWärtsilä Finland Oy(バルチラ社)と、データセンター(DC)向け電源ソリューションの共同技術評価に関する覚書を締結しました。
両社は、ガスコージェネレーションシステム(CGS)、大規模蓄電池(Battery Energy Storage System:BESS)、エネルギーマネジメントシステム(EMS)などを活用し、電力系統と接続しない「オフグリッド型データセンター」などに向けた最適な電源システムの構築と早期のソリューション化に向け、共同で技術評価を行います。なお、オフグリッド型データセンターは電力系統との接続がなく、すべての電力需要を自前の発電設備で賄うDCを指し、TGES調べ(2025年12月)によると国内での運用事例はありません。

急増するDC需要と電力調達の課題に対応
生成AIの普及などを背景にデータセンターの需要が急速に拡大する一方、電力系統の制約によって立地可能な場所が限られることや、必要な電源を確保するまでに長期間を要するケースがあることが、DC開発および運営における課題となっています。
TGESはこれまで、東京ガス株式会社と同社の登録商標である「電源ハイブリッド型DCソリューション®」をはじめ、多様な電源ソリューションを提供してきました。今後、オフグリッド型DC向けのソリューションも早期にメニューとして拡充し、多様な電源構成に対応することで、DCの立地選択肢の拡大や事業化判断の迅速化につなげる方針です。
両社の知見を融合し実効性の高い電源を構築

今回の協業にあたり、TGESの代表取締役 社長執行役員である上中 孝之氏は、海外のデータセンタープロジェクトで実績を持つバルチラ社との長年の協業関係を発展させ、両社の技術や知見を組み合わせることで、顧客にとって実効性の高い電源ソリューションを構築し課題解決に貢献していく旨を述べています。
また、バルチラ社のPresident & CEOであるHåkan Agnevall氏は、互いに補完し合う専門知識を結集し、日本のデータセンター向けに柔軟で信頼性の高いオンサイト電力ソリューションを評価していくとして、電力供給の課題克服とデジタルインフラ整備の加速に期待を示しました。
TGESは、東京ガスとともに立ち上げたソリューション事業ブランド「IGNITURE」の下で各種ソリューションを展開しています。事業を通じて培ったノウハウを活用し、脱炭素・最適化・レジリエンスに資するソリューションを提供することで、法人顧客のサステナブルかつスマートな事業運営の実現と社会の持続的な発展を目指しています。
本記事は東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



