BETA調査 新卒採用成功企業は媒体配分を抑えコンテンツと選考以降を重視
BETA株式会社は、新卒採用に関わり外部支出を把握している人事担当者800名を対象に実施した「新卒採用に関する予算配分の実態調査」の結果を発表しました。調査では新卒採用予算を10の費目と8つの採用フェーズに分類し、予算配分の実態や採用成果による傾向の違いを分析しています。その結果、採用成功企業は採用苦戦企業と比較して採用媒体への配分を抑え、コンテンツ制作や選考以降の後工程に予算を配分している実態が明らかになりました。
予算配分の最多は採用媒体、複数施策への分散傾向
新卒採用関連の外部支出総額を100%とした場合の費目別配分では、「採用媒体・就職情報サイト」が18.4%で最も高い割合となりました。次いで「採用コンテンツ制作」が16.6%、「採用サイト制作・改修」が13.7%と続いています。

シェアが20%を超える費目は存在せず、認知から母集団形成、企業理解、選考後のフォローに至るまで幅広い施策に予算が配分されている状況が浮き彫りとなりました。特定の施策への集中ではなく、複数の学生接点に予算を配分している点が新卒採用全体の傾向として挙げられます。
採用成功企業と苦戦企業で分かれる媒体・コンテンツ配分
採用達成率100%以上かつ内定承諾率80%以上の「採用成功企業」(n=108)と、採用達成率80%未満かつ内定承諾率60%未満の「採用苦戦企業」(n=164)を比較したところ、費目ごとの配分傾向に明確な違いが見られました。
採用媒体・就職情報サイトへの配分は、採用成功企業が17.8%、採用苦戦企業が22.6%となり、採用成功企業が4.8ポイント低い結果でした。一方、採用コンテンツ制作への配分は採用成功企業が17.3%、採用苦戦企業が13.2%で、採用成功企業が4.1ポイント高くなっています。なお、本調査は予算配分と採用成果の相関を示すものであり、因果関係を示すものではないとしています。

選考運営や内定者フォローなど選考以降への投資に差

採用フェーズ別に見ると、選考運営・内定承諾促進・内定者フォローを合わせた「選考以降」への平均配分は、採用成功企業が36.0%、採用苦戦企業が29.8%で、6.2ポイントの差が生じています。
内訳としては、選考運営が採用成功企業14.6%、採用苦戦企業12.4%で2.2ポイント差、内定承諾促進が7.4%、7.9%で0.5ポイント差、内定者フォローが14.0%、9.5%で4.5ポイント差となりました。この結果から、採用成功企業は母集団形成だけでなく、選考運営や内定承諾、入社前のフォローといった採用活動全体に予算を配分している傾向がうかがえます。

BETA株式会社で執行役員コンサルティング本部長を務める浅川智基氏は、採用活動が長期化・複雑化するなかで、学生が必要とする情報や接点から逆算した予算設計の重要性を指摘しています。
調査および会社概要
本調査の概要は以下の通りです。
- 調査名称:新卒採用に関する予算配分の実態調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査実施機関:楽天インサイト
- 調査期間:2026年7月17日(金)~20日(月)
- 調査対象:全国の20〜69歳の人事担当者・主任/リーダー以上のうち、新卒採用に関与し、直近の新卒採用活動における外部支出の総額・主な使い道を把握している人
- 有効回答数:800名
- 調査主体:BETA株式会社
同社は東京都港区西新橋1-2-9 日比谷セントラルビル15階に本社を置き、代表取締役CEOは長沼 健一氏が務めています。2019年4月25日に設立され、採用動画制作事業や就活メディア「メイキャリ」の運営などを展開しています。
本記事はBETA株式会社の発表をもとに作成されています。
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