HubSpot JapanがAIエージェント中心に製品基盤を刷新 新機能群を発表
HubSpot Japan株式会社は、半期ごとの製品発表「Fall Spotlight 2026」において、AIエージェントを中心に製品基盤を刷新するアップデートを発表しました。AIエージェントにタスクを割り振る「Breezeアシスタント」、データが自動で最新状態に保たれる「HubSpot Smart CRM」、コンテキストの充足度を可視化する新機能「コンテキストホーム」などを中核としています。AIエージェントが指示に応じて自律的に業務遂行できる環境を整え、企業がAIの活用から成果を得られるよう支援するとしています。
製品基盤の刷新と「コンテキストホーム」の新設
今回のアップデートでは、AIが参照する自社の事業や顧客、チームに関する最新情報「Growth Context(グロースコンテキスト)」を維持するための機能が導入されました。
刷新された「HubSpot Smart CRM」は、顧客との通話、メール、会議の内容を自動で取り込んで同期し、手作業での入力に頼らず最新のコンテキストに基づいてAIエージェントが動作する設計となっています。新機能の「コンテキストホーム」は、AIが参照するコンテキストを一元管理し、CRM上で土台がどれだけ整っているかをスコアで示して不足箇所を可視化します。
同社の社内データ(全世界集計)によると、質の高いGrowth ContextのもとでAIを活用している顧客企業では、AIを利用していない企業と比較してマーケティング活動による有望な見込み客(MQL)の創出数が約3.6倍、成約した商談数が3.2倍、解決したサポートチケット数が2倍以上になっているとしています。
指示に基づいて自ら行動するよう刷新された「Breezeアシスタント」は、必要な内容を伝えると適切なエージェントに作業を割り当て、CRMのコンテキストを参照しながら提案書やレポート、キャンペーン計画などの作成を実行します。すでに同機能を利用している顧客企業では、見込み客の創出数が平均2.2倍になっているとのことです。
マーケティング領域では、「マーケティングスタジオ」の機能が強化され、回答エンジン最適化(HubSpot AEO)のスコアや改善の起点となる情報が提示されます。指示に応じて「コンテンツエージェント」や「キャンペーンエージェント」が施策の立案や作成を実行します。また、CRMとして初めてChatGPT広告と連携したほか、Microsoft 広告との連携により多様なチャネルでの成果比較が可能になりました。
営業活動の効率化と事務作業の自動化
営業向け機能では、「案件創出エージェント」が強化され、40以上の購買検討シグナルを監視して購買グループの整理や個別のアプローチ文面を作成します。
さらに、通話や対面の商談内容を記録する新機能「モバイル議事録ツール」や、記録された会話をもとにCRMの更新内容を自動提示・反映する「取引進行」の刷新、商談内容を踏まえて見積書を自動作成する「Revenue Hubの見積書自動作成」が提供されます。HubSpotのAI営業機能を利用する顧客企業では、成約までの時間がほぼ半分に短縮しているとしています。
HubSpotの最高プロダクト・テクノロジー責任者(Chief Product & Technology Officer)であるダンカン・レノックス氏は、成果を届けるプラットフォームとして抜本的に設計し直したとし、AIが事業を理解したときに真の投資対効果が生み出されるとコメントしています。
HubSpot Japan株式会社の概要
- 会社名: HubSpot Japan株式会社
- 日本法人代表者: 伊佐 裕也
- 設立: 2016年2月
- 営業開始: 2016年7月
- 資本金: 500万円
- 所在地: 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 丸の内永楽ビル26F
- 事業内容: AIとCRM搭載のAgentic Customer Platformの開発、販売、および関連サービスの提供
- 本社: HubSpot, Inc.(米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、代表者: ヤミニ・ランガン)
本記事はHubSpot Japan株式会社の発表をもとに作成。
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