ダンミカ、ウイルス検査API malcheckの同期応答時間を約10分の1に短縮
株式会社ダンミカは、アップロードファイルのウイルスチェック API「malcheck(マルチェック)」(https://malcheck.com/)において、同期モードの応答時間を従来比約 10 分の 1 に短縮した。あわせて、取引先や情報システム部門からの質問票であるセキュリティチェックシートへの回答に活用できる機能群を 2026 年 9 月に公開した。
検査エンジン常駐により同期モードの応答時間を短縮
malcheck は、ファイルを送信すると ClamAV で検査を行い、結果を JSON で返す API サービスである。これまでリクエストごとに検査エンジンを起動していた同期モードの構成を見直し、2026 年 9 月にウイルス定義を読み込んだ検査エンジンを常駐させる構成へと切り替えた。
これにより、サーバー側の検査処理時間は 1MB のファイルで 0.5 秒未満、25MB のファイルでも約 1〜3 秒で完了するようになった。従来は 1MB 前後のファイルで 1 件あたり 17〜25 秒を要していたが、同期モードでも利用者を待たせずに結果を返せる応答時間を実現している(※サーバーがファイルを受け取ってから結果を返すまでの時間。2026 年 9 月実測。実際の応答時間は送信側のアップロード時間が加わる)。あわせて、非同期モードの結果を GET /api/scan/{id} で取得するポーリング方式も追加された。
Web サービスや業務システムでファイルのアップロードを受け付ける際に求められるセキュリティ要件に対応するため、以下の情報公開および機能追加が行われた。
- 質問票の回答例とデータ取り扱いの公開:セキュリティ情報ページ(https://malcheck.com/security)にて、処理場所、ファイル本体の扱い、保存情報と保持期間、再委託先、運営者のアクセス管理を公開した。設問ごとの回答例も掲載しており、個別質問票への回答文提供にも対応する。
- 検査結果の証跡保存と CSV 出力:判定結果、ファイルのハッシュ、検査日時に加え、使用したウイルス定義のバージョンと公開日時を記録。ダッシュボードから期間を指定して CSV ダウンロードが可能で、検査履歴は 1 年間保持される。
- 固定 IP アドレスの公開と事前通知:API 接続先および URL 取得・コールバック送信の送信元 IP アドレスを固定し、一覧ページ(https://malcheck.com/ips)と機械可読な JSON で公開した。変更時は 30 日前までに登録メールアドレスへ通知される。
料金プランと malcheck の特徴
malcheck は 2022 年に提供を開始し、2026 年 9 月時点で累計約 68 万件のファイルを検査している。同社のフォーム作成サービス「HyperForm」の添付ファイル検査にも利用されている。検査は国内(東京)のサーバーで行われ、ファイル本体は一時領域で検査された後に削除される。
料金プランは以下の通り設定されている。
- 無料:0 円(累計 100 件まで、期限なし、クレジットカード登録不要、本番と同じ検査)
- スタンダード:11,000 円 / 月(税込)、年契約は 132,000 円 / 年(税込)(月 10,000 件まで)
- 月 10,000 件超:見積もり(件数に応じて単価を相談、年契約は割引あり)
支払いはクレジットカードまたは請求書払い(銀行振込)に対応し、見積書・適格請求書の発行も可能となっている。
株式会社ダンミカの概要
- 会社名:株式会社ダンミカ(donemika Inc.)
- 所在地:〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸 1-11-1 水信ビル 7 階
- 代表者:代表取締役 生天目 翼
- 設立:2021 年 12 月
- 事業内容:インターネットを介するサービスの企画、開発、運営、コンサルティング
- URL:https://donemika.com/
本記事は株式会社ダンミカの発表をもとに作成されています。
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