ジェイエルネスが3.7億円調達、シニア向け体験事業を12月に関西展開へ
60代70代向けコミュニティーレジャー「シュミタイム」を企画・運営する株式会社ジェイエルネスは、プレシリーズAラウンドにおいて総額3.7億円の資金調達を実施しました。あわせて同社は、2026年12月より関西エリアへサービス展開を開始することを発表しました。調達した資金をもとに、エリア拡大および独自の体験供給システムの強化を進める方針です。





シュミタイムは、60代女性を中心とした少人数・同世代向けのコミュニティーレジャーサービスです。街歩きや歴史めぐり、グルメ、習い事、登山、観劇など、半日から宿泊まで幅広い少人数ツアーをすべて自社で企画して提供しています。
2025年9月のサービス開始から1年で、キャンセルを除く申込金額(割引適用後)の月次合計である月間GMVは約20倍(2025年9月と2026年8月の比較で20.4倍)に拡大しました。参加完了となった申込の累計参加人数(同伴者を含むのべ人数・2026年9月7日時点・同社調べ)は6,381人に達しています。

参加者のうち生年月日の登録がある人の86.0%(n=3,033)を60〜79歳が占め、性別を回答した参加者の84.7%(n=2,366)が女性です。参加申込の95.7%(n=6,084)はお一人(1名)での参加となっており、初回参加から90日以上が経過した利用者のうち37.1%(n=2,542)が90日以内に次の申込(後にキャンセルとなったものを除く)を行うなど、高いリピート率を示しています。

社会構造の変化と単身参加ニーズへの対応
日本の65歳以上人口は3,619万人と総人口の約3割を占めており(総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者」2025年9月15日現在推計)、65歳からの平均余命は女性でおよそ24年、男性でおよそ19年(厚生労働省「令和5年簡易生命表」)となっています。さらに、2050年には65歳以上のひとり暮らしが全世帯の5世帯に1世帯となる見通しです(国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」令和6年推計)。

同社は、単身化や働くシニアの増加、介護の長期化といった背景から、「家族や友人と行くもの」とされてきたレジャー消費が「自分の好きなことを、自分のペースで楽しむ」スタイルへ変化していると分析しています。シュミタイムでは、シニア世代が1人でも気軽に参加できるサードプレイスの提供を目指しています。
AI活用による個別最適な体験提供
同社では、顧客の文脈記憶を起点とする各種オペレーションにAIを導入しています。LINEやアンケート、ツアー中の会話などから収集した個人の好みや参加履歴を記録し、次の提案に反映させる仕組みを構築することで、少人数ツアーの個別最適化と手の届く価格帯の両立を図っています。
2026年12月に関西エリアへ進出


シュミタイムにとって関東以外で初となる本格展開として、2026年12月より関西エリアでのサービス運営を開始します。すでに口コミなどで100件以上の要望が寄せられており、地域の事業者や投資家と連携した体験づくりを進める予定です。
資金調達の引受先一覧
今回のプレシリーズAラウンドにおける引受先は以下の通りです。
- FFGベンチャー4号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ)※リード投資家
- PARTNERS FUND2号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:PF2有限責任事業組合)
- Yokohama Growth1号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:横浜キャピタル株式会社)
- SMBCベンチャーキャピタル8号投資事業有限責任組合(無限責任組合員:SMBCベンチャーキャピタル株式会社)
- ナントCVC4号さきがけ投資事業有限責任組合(無限責任組合員:南都キャピタルパートナーズ株式会社)
- NANKAI NEXT Ventures株式会社
- りそなキャピタル10号投資事業組合(業務執行組合員:りそなキャピタル株式会社)
株式会社ジェイエルネス 概要
- 社名:株式会社ジェイエルネス|J ELLNESS
- 代表者:代表取締役CEO 樗澤一樹
- 所在地:東京都品川区大崎1-19-12 磯田ビル2F
- 設立:2016年5月2日
- 事業内容:60代70代向け体験サービス「シュミタイム」の企画・運営
- コーポレートサイト:https://jellness.co.jp/
- サービスサイト:https://shumitime.com/
本記事は株式会社ジェイエルネスの発表をもとに作成しました。
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